Indie Game Awardsで「Clair Obscur: Expedition 33」が生成AIの使用により失格に

「The Game Awards 2025」でゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)に輝いたロールプレイングゲーム「Clair Obscur: Expedition 33」が、とあるインディーゲームアワードで賞を剥奪されたことが分かりました。
FAQ | The Indie Game Awards
https://www.indiegameawards.gg/faq
Indie Game Awards Disqualifies Clair Obscur: Expedition 33 Due To Gen AI Usage - Insider Gaming
2025年12月19日、インディー(独立系)開発者を支援する草の根団体「Six One Indie」が主催するゲームアワード「The Indie Game Awards」の授賞式が行われ、フランスのインディーゲームスタジオ「Sandfall Interactive」が開発した「Clair Obscur: Expedition 33」がGOTYとデビュー作部門賞を受賞しました。
ところが後日、この作品の賞がいずれも剥奪されたことが分かりました。理由は生成AIの使用でした。
Indie Game Awards運営元によると、このアワードでは審査に当たって生成AIの使用を厳しく監視しているとのこと。ところが、問題のClair Obscur: Expedition 33の開発者は生成AIを使用していることを隠し、ノミネートされた際に「生成AIは使用していない」という項目に同意していたそうです。
運営元は「問題のアセットは削除されており、ゲーム自体は素晴らしいものだが、アワードの規定に違反している」として、同作のGOTYとデビュー作部門賞を撤回しました。
Sandfall Interactiveは過去のインタビューで「AIを多少使った」と話していましたが、記事の公開後、「2022年に初期のAIツールが利用可能になった際、チームメンバーの一部が暫定的なテクスチャを生成するためにAIツールを短期間試用しました。このテクスチャは品質管理プロセスで見落としていて、発売後5日以内に削除し、当初から予定していた正しいテクスチャに置き換えました」と訂正しています。
発売直後に使用されていたAI製と思われるテクスチャはユーザーにより発見されています。
Correct me if I'm wrong, but it appears as though Clair Obscure: Expedition 33 used generative AI for these textures. pic.twitter.com/V6mtdG8bUx— Nyanomancer (@nyanomancer) April 26, 2025
今回のアワードでは、次点で最も高い順位だった作品が代わりに各部門にノミネートされ、GOTYは「Blue Prince」、デビュー作部門賞は「Sorry We’re Closed」となりました。
ゲーム業界ではAIの使用が増えており、ある調査ではゲーム開発者の90%以上がAIを活用しているといった結果も示されています。
Googleの調査結果から「ゲーム開発者の90%以上がすでにAIを活用している」ことが明らかに - GIGAZINE

運営元は「今後、ゲーム業界でAIがより普及していくにつれ、より適切な対応をしていく所存です」と述べました。
