悠仁さまの一軒家探しがスタートか 「合格発表後、“良い戸建て物件はないか”と問い合わせが」

「ハンマー8人殴打事件を受け、警備面の課題が浮き彫りに」
【全2回(前編/後編)の前編】
学習院以外の大学に進学される戦後初の男性皇族となられる秋篠宮家の長男・悠仁さま(18)。4月に控える筑波大学へのご入学を前に、早くも地元・つくば市で“異変”が起きている。懸案とされた通学問題を解消し得る「家探し」が水面下で進行しつつあるというのだが。
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筑波大学へのご入学時期が近づく中、悠仁さまを取り巻く周囲は慌ただしさを増している。
宮内庁担当記者が言う。
「ご入学の準備に加え、今月10日、都内・町田市の法政大学多摩キャンパスで起きた、韓国人留学生によるハンマー8人殴打事件を受け、警備面の課題が改めて浮き彫りとなりました。学生が自由に行き交うキャンパス内での警護のあり方だけでなく、悠仁さまの通学方法も議論の対象になっていると聞きます」

東京からの通学による「学業への影響」
宮内庁は合格発表直後に行われた皇嗣職によるレクで、「試験も赤坂御用地から通った。(入学後も)お通いになるのかということであれば、そういうこと」との見解を示したが、
「宮邸から茨城県つくば市にある大学キャンパスまでは距離にして約70キロ。宮内庁は、車で往復約3時間かけて通学されると示唆しましたが、“現実的ではない”との声も日増しに高まっています」(前出の担当記者)
一番の理由として挙げられるのが「学業への影響」だ。悠仁さまが合格された同大生命環境学群生物学類出身の卒業生がこう話す。
「生物学類の場合、1年次から必修科目が多く、レポートも書かなければならないなど、想像以上にハードです。最初は何とかこなせたとしても、3年次以降は実験の占めるウェイトが増す。たとえば卵の孵化に関する実験では、グループ内のメンバーが交代で24時間観察します。近くに住んでいれば問題はなくとも、東京に帰るとなると、調整は簡単ではありません。実験は一度始めたら、終わるまで学生の都合で止められない。お迎えの時間の関係で、悠仁さまの“学問を究めよう”との向学心や探求心が損なわれることになれば、本末転倒です」
同大の永田恭介学長も昨年12月、悠仁さまのご入学に向け、「寮で暮らしていただきたい」と異例ともいえる希望を述べた。
再考を促す声が上がる裏で、実は大学周辺で気になる動きが進行しているという。
「“悠仁さまのための家探しだ”と理解した」
つくば市内に住む大地主の一人が語る。
「合格発表があった後、以前から面識のあった筑波大学の関係者から“天久保(あまくぼ)あたりで良い戸建て物件はありませんか?”と相談を受けました。悠仁さまの入学に関する会話をしていた中での打診だったので“悠仁さまのための家探しだ”とすぐに理解しました」
天久保とはつくば市内の大学に隣接した地域で、筑波大生がアパートなどを借りて多く住む学生エリアとして知られる。
「ただし天久保は、アパートを建てれば筑波大生を中心とした若い入居者ですぐ埋まることから、地元では“ドル箱エリア”とも呼ばれている。そのため近年、アパートやマンションが多く建ち、空き家そのものが少なくなっていました。結局、適当な物件を見つけることはできませんでした」(同)
「車での通学が最も安全」
大学からさらに離れたエリアへ足を延ばせば、空き家は見つけやすくなる反面、「長く放置され、人が住むには本格的なリフォームが必要になる」(前出の大地主)物件が目立ち始めるという。
悠仁さまの警備を統括するのは警察庁警備2課だが、「大学近くに一軒家を借りる」選択肢は、以前から関係者の間で有力視されていたという。
「通学問題は、警護とも密接に関わるので関心は高い。“警護第一”で考えた時、車での通学が最も安全という面はある。天皇陛下のご移動も基本は車であり、ノウハウの蓄積が十分にあるからです」(警察関係者)
“学生宿舎の改修を考えている”
ただし悠仁さまのケースでは、車で片道90分、4都県を跨ぐ異例の警備体制を敷くことになる上、事故や渋滞など不測の事態も予想される。もし悠仁さまが大学近辺に住まわれるとなれば「その不安要素は解消される」(前出の警察関係者)ことに。
「人の出入りや周辺の状況も把握しやすい一軒家は、警備の観点からいえばマンションよりも望ましい。ただ借り上げ料という新たな公費の支出に批判の声が出る懸念はあります」(同)
「戸建て探し」の件がひとまずフェードアウトした頃、前出の大地主は大学関係者からこんな話を聞いたと打ち明ける。
「関係者が言うには“学生宿舎(寮)の改修を考えている”と。悠仁さまのために寮をリフォームでもするつもりだろうと考えましたが、それ以上の詳細は聞けなかった。私の印象では、戸建てにしろ、寮の改修にしろ、宮内庁からの要請で動いているという感じは受けなかった。車でのご通学という現状の方針を将来的に悠仁さまサイドが転換される事態も想定して、大学側が環境整備の一環として事前に準備を進めているようでした」
「リニューアルは(悠仁さまと)関係ない」
さて、永田学長に「戸建て物色」情報について直撃すると、
「知らないです」
と一言。学生宿舎の改修工事についても、
「15年や20年をかけてリニューアルをやっており、(悠仁さまと)関係ない」
とだけ話した。
後編【「マンションは論外」「一軒家が好ましい」 悠仁さま大学進学でお住まいはどうなるのか】では、寮生活のメリットとデメリット、関係者が「マンションは論外」と語る理由などについて詳報する。
「週刊新潮」2025年1月30日号 掲載