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 土曜日に行われたドイツ代表の記者会見の席にて、ハンジ・フリック監督が採用する3バックについての質問への回答をひとまず避けたアントニオ・リュディガーは、水曜日に空港でのサインを求めた男性に対する侮辱行為についての詳細な説明を行った。レアル・マドリードに所属する30歳のDFによれば、当時その人物がサインを複数手に入れて転売すると疑っていたとしつつ、「そこで僕は過激に反応してしまった、彼には謝罪したい」とコメント。またその後にちょうどこの日のCL決勝に出場した、ハーランドとの準決勝での対峙について問われたリュディガーは、「僕はトラッシュトークをするというのは有名な話だし、それは別にそこまで酷いものでもない」としながら、改めて前述のファンに向けた侮辱に使用した言葉は「あれは言っちゃだめだけどね」と改めて自らを諌めている。

 自らの立場を「代表のリーダー的存在だと思っている」と強調するリュディガーは、そのため自身に関することのみならず、代表チームにおけるセンシブルな問題にも明確な姿勢をみせており、例えば今回のニクラス・ズーレの招集が見送られたことには、「もちろん彼の不在は驚きだけど、これは監督の判断だし。でも彼がいないことは残念だよ。すぐにまた戻ってきてくれることを願っている」とエール。来夏の自国開催のユーロについては「あと1年しかなく、それまでに人々を大いに盛り上げていきたいし、ドイツは原点回帰が必要なところもあると思う。献身性や抵抗力、断固たる姿勢という点で。相手からも自分たちが好かれる必要はないんだ」とコメント。そして改めて3バックについては「役立つと思う。柔軟性を与えてくれるし、展開を打破したい時に役立つだろう。」と期待感を示した。

テル=シュテーゲンとヴェルナーはウクライナ戦欠場へ

 なお土曜日のドイツ代表の練習では、フリック監督は2つのグループに分けて実施しており、日本ツアーに参加していたバルサのマーク=アンドレ・テル=シュテーゲンと、ウェストハムでヨーロッパカンファレンス・リーグに出場してたティロ・ケーラーは前日に到着。今回最初のトレーニングに参加している。一方でドイツ杯決勝前の練習で足首に問題を抱えたティモ・ヴェルナーは不在。いずれも今回のウクライナ戦での出場は見送られることになるだろう。それもあってカイ・ハヴェルツの先発起用が濃厚となっている。

トラップとハヴェルツが先発起用

 日曜に24歳となったチェルシーのアタッカーについて、「複数のポジションで世界レベルのプレーをみせられる貴重な選手。若いが国際経験も豊富で欠かすことのできないような選手だ」とレヴァークーゼン時代から知るフェラーSDは評価。ちなみにこちらは現在レアル・マドリードへの移籍の可能性が取り沙汰されているところだ。またGKについてはフランクフルトのケヴィン・トラップが、ノイアーの負傷とテル=シュテーゲンの状況から15ヶ月ぶりに先発。「チャンスをもらえて嬉しいし、ぜひアピールしていきたい。この特別な試合で、不測の事態がなければフル出場するとみている」と語ったベテランGKは、「(第3GKという)立場はわかっているけど、それでも常に状態を保ち、そして自分のアピールをしていくということに何ら変わることなんてないよ。」