左から、愛さん(18・フリーター)とさくらさん(18・フリーター)「今日はマスクしてきたけど、そろそろやめたい」

 3月13日から、マスクの着用が屋内外を問わず「個人の判断」に委ねられた。事実上の“マスク解禁”となったわけだが、都内では13日以降も、街ゆく人々の大多数が、マスクを着用している。

 いつになったらマスクを外すのか――。ファッションに敏感な“表参道女子”たちに話を聞いた。

マスク? もっとみんなが外したら、外したいです。個人的には、暑苦しいから外したいんですけどね。早くみんなが外せる世の中になると、いいですね」(れいなさん・19)

 続いて、白と茶色の色違いのファーを着てミニスカで歩いていた仲よし大学生2人組も

「メイク崩れをしてしまうので、マスクは外したいんですよ。個人の判断なら、さすがにもういいかなって。でも周囲がなかなか……」(ななはさん・20)

マスクしててもコロナになるらしいし、つけたくありません。男も女もマスク取ると、『あれ?』っていうマスク詐欺、多いですよね(笑)」(貴愛さん・20)

と、やはり「みんなが着用しているから」という“同調圧力”で、外せないという声が多い。

 他方で、コロナ対策以外に、例年にも増して飛散量が多いとされる花粉対策だ、という声も。

「私はまだ外さないです。でもコロナが理由じゃなくて、花粉がすごいから。マスク自体は、すっぴんを隠せて便利だと思います(笑)」(さくらさん・18)

マスクは花粉症対策ですよ。花粉が終わったら、マスクは着けません。マスクしてると、リップが取れちゃうし、できればしたくないので」(ふうかさん・18)

 長い“マスク生活”の影響を受け「いまさら外すのは恥ずかしい」という声もあった。

「長い間、マスクを着けた顔しか見られてないので、恥ずかしいですね。全部の顔を見られて、マスクを着けてきたときとのギャップを揶揄されたくないです。ナマ脚出すより、すっぴんを見られるほうが恥ずかしい(笑)」(未涼さん・19)

 もちろん、海外を見習って“ノーマスク派”もいる。

「のどが弱いので、のどの保護で着けるときはありますけど、コロナ対策という目的では、もうしませんよ。私、海外によく行くんですけど、向こうは誰もマスクしてないですしね。やっぱり日本は同調圧力が強いのでしょうね」(HARUKAさん・24)

 素顔を出せる日はまだまだ遠そうだ――。