「彼は重圧に耐えられなかった…」イグアインはミランに不要だった? 不在時の意外な戦績が明らかに
だが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、今シーズンのミランがイグアインを欠いた試合で好成績を収めていることを報じた。
その戦績は、公式戦6試合で3勝3分けと無敗。しかも、セリエA上位8チームで得点数が最少のミランだが、この6試合はすべてネットを揺らしており、合計11得点を挙げている。
ただ、イグアインがナポリやユベントスでゴールを量産してきたのも事実だ。イタリアに移籍してから安定して得点を記録してきたストライカーは、なぜミランでゴールを奪えなかったのだろうか。
ミランOBの元イタリア代表DFアレッサンドロ・コスタクルタは、イタリア衛星放送『Sky Sport』で、「チームにもっと期待していた印象がある。ユベントスから移籍し、それまで知らなかった不安や緊張があったのではないか」と想像した。
「おそらく、イグアインは感情的すぎるタイプだ。結果、重圧に耐えられなかった。彼が牽引役にならなければいけなかったのに、そうではなかった」
また、元イタリア代表のジュゼッペ・ベルゴミも、「この上なく大きな責任のある立場だったことの裏返しかもしれない」と続いた。
「イグアインとは愛情が膨らまなかった。以前からずっと、私は彼が牽引役ではなく、助けてくれる人を必要とする選手だと思っている」
一方で、かつてインテルでプレーしたエステバン・カンビアッソは、ミランのオーナーが短期間に2回も変わったことを指摘。「牽引役となる選手でも、変化の時期では大変な苦労をする。新加入の選手がそうなるのは難しいことだ」との見解を示した。
「普通はDFやMF、背番号10タイプにチームの原動力を見出すものだ。イグアインもそういう存在になれたかもしれない。だが、レオナルド・ボヌッチのときのように、あまりに多くを求められたのかもしれない」
いずれにしても、イグアインは半年でミランに別れを告げ、ナポリ時代の恩師マウリツィオ・サッリが待つロンドンに旅立とうとしており、ミランは代役にジェノアのクシシュトフ・ピオンテクを獲得しようとしている。各々にとって、この冬のメルカートは吉と出るだろうか。それとも――。

