23日、急な腹痛を訴えた乗客を前に、「誰が搬送するのか」をめぐって旅客機の客室乗務員と救急スタッフの意見が分かれ、乗客の治療に悪影響を与えたことについて、南方航空がミニブログで謝罪した。写真は旅客機の機内。

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2015年11月23日、急な腹痛を訴えた乗客を前に、「誰が搬送するのか」をめぐって旅客機の客室乗務員と救急スタッフの意見が分かれ、乗客の治療に悪影響を与えたことについて、南方航空がミニブログで謝罪した。中国新聞網が伝えた。

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今月9日、遼寧省・瀋陽市発北京市行きの旅客機に搭乗した男性は、離陸数分後に腹痛を客室乗務員に訴えた。客室乗務員は「気圧によるものだろう」と説明し、特別な対応は行わなかったが、男性の腹痛はひどくなる一方で客室乗務員はすぐに救急車を手配した。ところが、男性を救急車まで誰が搬送するのかということについて客室乗務員と救急スタッフの意見が合わず、男性は痛みに耐えはうようにして担架まで行ったという。このため男性は迅速な治療が受けられず、小腸を80センチ切除する結果となってしまった。

北京青年報によると男性は、「着陸して航空機が止まり、ほかの乗客が去った後でも私は搬送されず、現場に着いた救急スタッフと客室乗務員は5、6分間にわたり言い争っていた。私が一人で階段を下りはじめても誰も手を貸してはくれなかった。医者はもっと早く治療できていれば小腸は切除せずに済んだかもしれないと話している。南方航空と空港は私に直接会って謝罪したいと連絡してきたが拒否した。私が欲しいのは謝罪ではない。仮に同様の事態が発生した場合、どのように解決するのか?私の質問に双方とも明確な回答をしていない」と語っている。

「誰が搬送するのか」について北京首都国際空港病院は、「客室乗務員が搬送すべき」と語っている一方で、南方航空は救急スタッフが搬送すべきだとしている。いずれにしても、両者の協調性のなさが乗客の治療を遅らせる原因となったことは事実であり、空港と航空会社共に、双方の連携を高めるとしている。(翻訳・編集/内山)