野村周平の公式インスタグラムより

写真拡大

毎年、著名人や企業がSNSに投稿する“ネタ”が風物詩となるエイプリルフール。少々のウソならOKと容認される4月1日は話題を呼ぶ一方で、トラブルや謝罪するケースも少なくない。
 
昨年、弁当チェーン大手「ほっかほっか亭」の公式X(旧Twitter)にて投稿した「本日より全国のほっかほっか亭 全店舗でライスの販売を停止します」というテキストと、おなじみの「ほか弁」のロゴと頭を下げる店員のイラストの画像が波紋を広げる羽目となった。

さらに、「米に対して絶対的な自信をもっておりますが…、これ以上は、価格高騰の波に抗えなくなりました」というポストまで投稿し、深刻化するコメの価格高騰問題と相まって反感の声が殺到。同日、「配慮が足りなかった」と謝罪した。

「ほっかほっか亭」と同様、芸能界でもエイプリルフールネタでの失敗談もあるようだ。

たとえば2017年、俳優・野村周平がXで「芸能界引退します」と投稿。当時、野村は123万人を超えのフォロワーを獲得していた人気若手俳優で、16万件の“いいね”を集めた。恒例のウソを楽しむファンの声が寄せられる一方で、引退を後押しする声が大半を占めたのも事実。

フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫もやらかした。フィンランド・ヘルシンキで世界選手権の男子フリーが開催される中、自身のSNSを更新し「みなさん今まで応援ありがとうございました。スケートから離れようと思います。本当にありがとうございました」と引退を示唆する書き込みをした。

その後、世界選手権の結果とともに「ゆづくん神だった。おめでとう」、「しょーまにも感動 去年からの成長に頭が下がります」などと、自身の引退については触れず、優勝した羽生結弦選手(現、プロスケーター)、2位の宇野昌磨選手(同)を称賛。続けて「エイプリルフールでしたので、ごめんなさい。スケートは私の人生の一部。スケートがあったから色んな出会いがあって、学べて、今がある。スケートまだ滑ります!そして何があってもスケートからは離れません。皆さんの支えに感謝」と“訂正”したが、すでに時遅し。安藤の元へは大量の批判メッセージが寄せられ、SNS上を大炎上させた。

コロナをネタにし、炎上した韓国アイドル

世界を震撼させた新型コロナウイルスをネタにして、自身の活動に支障をきたしたのが韓国の人気グループ・東方神起の元メンバーで、現在はJYJのキム・ジェジュンだ。2020年、自身のインスタグラムに「コロナウイルスに感染しました」と投稿するとファンは心配の声を寄せ、韓国メディアはもちろん、日本のNHKまでも速報で報じたのだ。

しかし、1時間もたたずして、「警戒心…心に刻んで刻みましょう。エイプリルフールの冗談としては行き過ぎではありますが、短い間にたくさんの人が心配してくれました」などと明かし、日韓のみならず海外からも「不謹慎」などと批判が殺到した。

ジェジュンは当時、「エイプリルフールのジョークだった」としたうえで「他人事ではない。自分と大切な人を守るために話をしました」と釈明したが、日本ではその余波で、テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーショ」やBSプレミアム「The Covers」などの出演予定が次々と見合わせとなった。

そして昨年、格闘技イベントブレイキングダウンのCOOで起業家の溝口勇児氏がCEOを務める株式会社BACKSTAGEの広報が、元フジテレビアナウンサー渡邊渚とのツーショット写真をアップし、「【ご報告】この度、弊社代表の溝口勇児と渡邊渚さんがご結婚されました」「本当におめでとうこございます。末永くお幸せに」と投稿。ネット上では、「絶対イジッたらいけない人」「また訴えられるよ!」などと警戒され、過剰に反応する投稿が目立った。エイプリルフールネタを事前に知らされていなかった溝口氏は「さすがにこれはやりすぎ。消して」と苦言。広報担当は当該ポストを削除し、謝罪した。

エイプリルフールにちなんで、ファンやネットを驚かせたい気持ちはあるだろうが、“ウソの投稿”はリスクを伴う。そこまでして、世間を沸かせる必要はあるだろうか。