山形放送

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山形県酒田市が策定を進めてきた中心市街地のグランドデザインが確定し核となる旧清水屋の一部で、ことし夏にも暫定利用を始める計画が進んでいることが明らかになりました。

酒田市の中心市街地では、2021年7月に「マリーン5清水屋」が閉店してから丸4年半以上経過した今も土地や建物をどうするか今後の方針が決まっていません。
こうした状況を踏まえ酒田市では、中心部の「中町エリア」の 活性化の在り方を示す「酒田市まちなかグランドデザイン」案の策定を進めて来ました。この中には「暮したくなる、起業したくなる」「多様な人材を育てる」「さまざまな人々が集い・憩う」など5つの項目が今後、目指していくまちの姿として掲げられています。
これまでに、市民らのタウンミーティングや、パブリック・コメントでの意見を取り入れ、UR=都市再生機構などのアドバイスも受けてまとめたグランドデザインが23日の官民連携連絡会議で了承され、24日に正式決定されました。

酒田市・矢口明子市長「グランドデザインの中で掲げた目指すまちの姿に向けて1つずつ実現させて行きたいと思うので新たな検討体制として官民連携によるまちなかエリアプラットフォームを設立したい」

会議では「旧清水屋エリアを核とした中心市街地再生協議会」から旧清水屋の本格利用の内容が固まるまでの数年間、1階フロアの一部、およそ1800平方メートルを暫定的に利用して早ければ今年夏にもまちなかエリアへの集客を始める計画を進めていることが報告されました。

中心市街地再生協議会・高橋剛副会長「旧清水屋の暫定利用も同時進行でやっていて暫定利用する場合のフロー(一連の流れ)を出しています。3月中にコア(中心)メンバーを設定して中心メンバーの中で役割分担を設定し出来ればこの夏か秋ぐらいまでには(旧清水屋を)開けたいなと」

酒田市は今後、グランドデザインの実現に向けてより具体的な取り組みを民間事業者や市民を中心に検討していく「まちなかエリアプラットフォーム」をことし8月をめどに設立。中心市街地の再生事業の主体となる人材の発掘・育成を図っていく方針です。旧清水屋の閉店から4年8か月。閉ざされたままになっていたドアが、ようやく開こうとしています。