あなたの違和感は正しい。人間関係で“なんとなく疲れる相手”の正体
2万人をみてきた組織開発コンサルタント・勅使川原真衣氏の著書『組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?』が刊行。坂井風太氏も「革新性がある」と絶賛した同書の内容をもとに、抜粋・再構成して特別公開する。
合わないことは確実にある
思ったような返事が返ってこない、気づかいのつもりが伝わらなかった、自分はこうされると嬉しいのに理解されない。
そんな瞬間はたくさんあります。企業の方からも、よくこんな陳情を受けます。
「私は『ちゃんと』やってるのに、他の人がやってないのが許せない」
「なんでこれくらいのことが、『普通』にできないのか」
人事異動で新しい人が入ってきたときなども、「あいつは生意気」「何を考えているかわからない」「組織文化になじまない」などと、嫌悪感が表出しがちです。
持ち味の4タイプ
これは当然のこと。実は、人の持ち味の特徴は、大きく4タイプに分かれるからです。
何を「当たり前」と思いやすいかによって、自己開示が控えめ(シャイ)か、自己開示を大胆に行う(あけっぴろげ)か、他者への関心がさほどないか強いかという4つの指標に基づいて、マッピングすることができます。
異なるタイプとはすれ違いが起きやすいし、似たタイプとは説明し合わなくても伝わりやすい。
それぞれがどんな「当たり前」を持っているかによって、どんな言動をするかもまったく違ってきます。
つまり、人のタイプがそれぞれである以上、合わないと感じることは当然のことなのです。
組織の発展のため「フラットな目」で見る
このマッピングは「関係性の地図」です。
車がハンドルやブレーキなどさまざまな部品から成るように、組織に必要な機能はありとあらゆるものです。そこに上下はありません。
役回りが異なるだけなのに、どちらが優れているか、と比較することは不毛な話です。
マッピングはあくまで組織の目的を最優先に考えて、見栄や思い込みを排除してフラットな目で見るためのもの。自分がかけている“メガネ“に自覚的である、と言い換えてもいいでしょう。
組織において、他者が他者を否定すべき場面はひとつもありません。他者と自分は違う、というだけです。
そのうえで、「誰と誰、誰と何を組み合わせると、見たことのない景色をみんなで見ることができそうか?」という考え方がすべての基本になります。
