スーパーで「レジ袋3円」を毎回買っています。年単位で見ると、実は“地味に損”しているのでしょうか?
レジ袋有料化の概要をおさらい
レジ袋有料化は、2020年7月1日から全国の小売店でプラスチック製買い物袋を原則有料とする制度です。この制度は、プラスチックごみの削減とライフスタイルの見直しを目的としており、経済産業省がガイドラインを定めています。
有料化の対象となるのは持ち手のついたプラスチック製の買い物袋で、繰り返し使える厚手のものや海洋生分解性プラスチック配合率が100%のもの、バイオマス素材配合率が25%以上のものは対象外です。価格は事業者が自由に設定しますが、1枚あたり1円未満では有料化とみなされません。
また、環境省のデータによると、レジ袋の有料化後は辞退率が大きく上昇し、約8割の人がレジ袋を購入せずに持ち帰っています。
・コンビニエンスストアにおけるレジ袋の辞退率:約23%→約75%
・スーパーマーケットにおけるレジ袋の辞退率:約57%→約80%
さらに、レジ袋の国内流通量は有料化前(2019年)から有料化後(2021年)で約半分にまで減少しました。
週3回・毎回購入でいくらになる? レジ袋代を1年単位で試算してみる
スーパーでの買い物頻度を週3回、1回に1枚3円のレジ袋を2枚購入していると仮定すると、1回のレジ袋代は6円、月間約72円になります。これを1年で換算すると約860円の支出です。仮に1回3枚使う場合、月約108円、年間約1300円です。
さらに、コンビニエンスストアやドラッグストアでの利用も加えると、袋の使用頻度が増え、年間で2000円~3000円程度に達することも考えられます。この金額を高いと感じるかどうかは、人それぞれでしょう。
「エコバッグvsレジ袋」節約と手間、どちらを選ぶ?
エコバッグを持参してレジ袋を完全に断れば、前述の試算どおり、年間で数百円から数千円程度の節約が見込めます。耐久性のあるエコバッグを初期費用として1000円程度で購入しても、1~2年で元が取れる計算です。
持ち運ぶ手間はあるものの、コンパクトタイプであれば持ち運びやすく、長期的には金銭面・環境面の両方に良い影響を与えるでしょう。一方で、レジ袋を購入すればエコバッグを持ち歩く手間が省け、ごみ袋や食品保存袋などとして日常的に再利用することもできます。
まとめ
レジ袋を毎回購入することは、一回一回は大きな出費ではないものの、地味に損をしているように感じるかもしれません。特に物価が高騰している今、こうした小さな出費の積み重ねは気分のいいものではないでしょう。
レジ袋を完全に断つのではなく、エコバッグを常に持ち歩き、必要なときだけレジ袋を購入するという柔軟な考え方が現実的と考えられます。
出典
経済産業省 2020年7月1日よりレジ袋有料化がスタートします。
環境省 レジ袋有料化(2020年7月開始)の効果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

