40代元浪費家、服を100着以上手放して気づいた「飽きない服」を選ぶコツ。1着ずつのポテンシャルより、クローゼットの総合力を重視
服を買ってもすぐ飽きてしまう、そんな方は多いのではないでしょうか? ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんも、以前は浪費家で、とくに服への散財が多かったと話します。「服を減らす過程で、飽きない服を選ぶコツがつかめてきた」というOdekoさんに「少ない服でも飽きない理由」を伺ってみました。

服を買ってもすぐ飽きてしまう理由は?
浪費家時代の私は、「服を買う」ことが大好きでした。
戦利品を抱えて帰宅。紙袋から取り出し、カバーをはがし、タグを切って、鏡に映してみて、そしてクローゼットへ。
それにも関わらず、クローゼットに入れた瞬間、あんなに輝いて見えた服が、なんだか普通の服に感じてきて…この時点ですでに「ときめき」は半減しています。
それでも新しい服にワクワクして何度かは着てみるのですが、一度着用して洗濯し、またクローゼットにしまうと同じ現象が…。ここから「飽き」の終着点まではあっという間です。
「服を買ってもすぐ飽きる理由」はひとつではないと思いますが、私の場合、「クローゼットがぐちゃぐちゃ」だったことが大きな要因だったことに気がつきました。
お店では、装飾や照明、そして飾り方まで、すべてが整っているから「服のよさ」が引き出されているのだと思うのです。それに対して、自分のクローゼットは服でパンパン。
せっかく買ってきた服を、ワゴンセールのように扱うのか? それとも美術館のコレクションのように扱うのか? 服を減らした今は、収納の仕方も「飽き」を防ぐひとつの手立てになるのだと感じています。
クローゼットの「総合力」を意識する

とはいえ、どれだけクローゼットを整えても、それだけで「飽きなくなる」とは言いきれません。ただ、服を100着以上手放して、オールシーズン13着に整えた今、「飽きるまでの時間」がたしかに長くなってきたように感じています。
浪費家時代は、「買いたい気持ち」や「いい服を着ている優越感」ばかりを重視していたので、1着1着がすべて主役級の服ばかりでした。
今は、主役級の服もあれば、機能性を重視した服もある。柄ものもあれば、ベーシックな服もあります。1着で100点を目指すのではなく、クローゼットの総合力で100点を取るようなイメージで服を選ぶようになりました。
寒い日も、暑い日も、お出かけの日も、そして家で静かに過ごす日も、毎日「そこそこに対応できる服」がそろっているという満足感もあることに気づきました
飽きない服を選ぶため「質感」と「安心感」を重視

そしてもうひとつ。「クローゼットの総合力」のほかに私が重視しているポイントは、「質感」と「安心感」です。
買ったばかりの服を着ると「気分は上がる」のですが、この高揚感を服に求めすぎていたのではないかと思います。
「新しい服を着る」という楽しみは、どんな服でも最初の1回限りです。そのため、「飽きにくい服」は、初回のフィーバータイムが終わっても、がっかりしないのが肝なのです。
そこで私が重視しているのが「質感」と「安心感」です。
流行のデザインではなくても、質感に品を感じる服。透けすぎず、体のラインを出しすぎず、外に出ても目立ちすぎない「安心感」のある服。
実際、何年も愛用している服は、この2点を兼ね備えているように思います。
どんな服でもいつかは飽きる。服に多くを求めすぎない

「質感」も「安心感」もある、お気に入りの服だとしても、着るたびに何度も何度も「ときめく」わけではありません。
「ときめかなくなったから飽きた」と以前は思っていたのですが、あくまで服は道具のひとつ。それ以上を求めすぎるから「飽きる」のではないかとも感じています。
実際のところ、毎日キラキラ輝きたいわけではなくて、凪のようななにも起こらない日常がいちばんだったりするものです。
そんな「なんでもない暮らし」に寄り添ってくれる服を選ぶようになってから、「飽き」が遠のいたように思います。
