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 6月16日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ハロン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

参考:【写真】「いちばんセンスいい」“おひな様”とのラブラブっぷりを見せる男子メンバー・もんた

 以下より、6月23日公開の2話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

・ひな&おとは、初日夜のWデートでもアクセル全開 今週もまた『背脂編』な内容に

 『ハロン編』1話が放送されて感じたこと。“おひな様劇場”の衝撃で、従来はリーチしていなかった層までもが『今日好き』を観ている。しかも、性別や年齢を問わず。前回の『マクタン編』から2カ月たらずの活躍で、番組知名度のインフレメイカーとなった、ひな(長浜広奈)。今週はそこに、女子メンバーでも“キャラが濃い側”のおとは(倉八音羽)も加わり、旅の初日を大盛り上がりで締め括ってくれた。

 ふたりの奇天烈すぎる言動は、1話でのひなほどではなかったが、スタジオには普段の旅よりも前のめりにツッコミを入れる井上裕介(NON STYLE)の姿が。そして全国には彼と同程度の熱量で、画面に向けて思わず喋りかけてしまっている我々視聴者もいる(のではないだろうか?)。

 初日夕方となり、毎回恒例の“花くじ”が登場。今回は女子陣がくじを引き、赤い花の当たりを引いた2名がこの後、気になる相手を誘って特別な夜デートに。また青い花の当たりを引いたもう1名が、2日目に特別な朝デートに行けるという。5名中3名の過半数に当たりを用意するとは、普段以上の大盤振る舞い。制作スタッフの珍しい優しさを感じていたところで、さすがは“神をバッグにつけた”主人公である。赤い花を引いたのは、ひな。さらに、おとはも。それぞれ順に、この半日で仲を深めたもんた(MONTA)、おうが(桜我)を誘い、ほかメンバーと別行動をするのだった。メンツだけでわかる。今週も『背脂編』だ。

・おとは、もんた×ひなの会話に思わず乱入 「るいくんは“ごちそうさま”」でおうが一本に

 さて、これから始まる特別な夜デートの“舞台”を目にして、おとはが早くも一言。「パリピのバスじゃね?」。続けて、ひなも「今夜はパリピっちゃうか」と、“パリピる”という動詞をこの世に生み落としたところで、4名が乗り込んだのは2階建てのオープントップバス。ハロンの風を感じながら、しっかりと会話を深める時間となった。

 こうしたWデート形式では、たとえ男女ペアが隣同士の席に並んだとしても、それぞれの会話に没頭するのが『今日好き』の定石。だが、今回は面白いことに途中、片方のペアにもう片方が乱入する場面すら見られた。詳細に語ると、もんたがひなの求めるお姫さま扱いをできずに「どうしたら王子さまになれるのかを考えてた」と明かしたときのこと。おとはがすかさず「隣の会話、最高におもしろい!」「王子さまになりたいんだ!」と、視聴者目線に近いコメントを投下してきたのだ。

 とはいえ単純に面白がるだけでなく、もんたから“How to お姫さま扱い”のアドバイスを求められた際には「レディファースト」と、隣に座るおうがと口を揃えたり「(そういう場面も)これからあるよ、いっぱい」と勇気づけたり。持ち前のギャルマインドで、明るさに徹した回答をしてくれるのが頼もしい。

 一方、自身の恋愛の話になると、おうがをこのデートに誘った理由として「プールがあったんで。そのまま波に乗って、ヨイショ!」と、前回の1話で自身のメイクが「終わった」あの船上プール2ショットに触れつつ、妙に景気のよい掛け声を放っていたほか、第一印象で気になっていたるい(倉田琉偉)については「一旦、るいくんは“ごちそうさまでした”」と、関係性が発展する可能性のなさを妙な婉曲で表現。ひなとは性質こそ違うが、彼女もまた令和の詩人タイプだと思う。

 終始、ギャルバイブスが全開だったが、バスデートの終盤にはハロンの熱気にやられてか鼻血が噴出……まではいかないものの、流血しながら身体で笑いを生み出していた、おとは。彼女曰く、おうが以外の「別の人とは話さんくていいかな~」とのことだが、肝心の彼はまだほかの女子とも話してみたいという。『今日好き』において、序盤に気持ちを固めるルートは終盤に嫉妬の涙を生み出しがちだが。おとは、そんな即決で大丈夫か?

・もんた、“おひな様”を気持ちよく会話させる大人力 「マブでラブ」の健やかな関係性

 そんなおとはと異なるベクトルで特大ホームランを放ちまくるのが、ひな。前述のおとはの鼻血に対して「止まれ止まれ止まれ止まれ……」と念じつつ「好きな髪型ある?」と、海外サッカーでも稀に見る切り返しの速さで、自身の会話を展開するのはもはや日常茶飯事。

 おとはがオープントップバス乗車時に「海外ギャルって感じ~」と感想を述べたところに「海外ギャル?」とピンと来なかったり、乗車しているバスがロンドンのそれと似ていることから、もんたが「エッフェル塔の近くに行くやつね」と答えたことに、すぐさま「エッフェル塔、パリだよ」「間違える人、久々に見た」と、彼の認識違いをすぐさま指摘したりと、今週はそこに妙な手厳しさが加わっているあたりに、彼女のMBTIであるENTP(紫色の討論者)らしさを見出してしまう。とはいえ、それをもんたの無知を「いいよ」とお姫さまの視座から許すのは、彼女にしかできない芸当でもあるのだが。

 ここで、ようやく本題に。ひなから「いまいちばん、いいなって思う人だれ?」と尋ねると、もんたは「え、ひなちゃん」と即答。それに「よっしゃ」と応えつつ、自身も同じ質問を投げかけられた際には「もんた」と、相思相愛な想いを示してみせた。ひな自身すでに、もんたには一定の信頼感を抱いているようで、彼が気になる相手も「ひなだと思ってた」「だから聞いた」「ひなか~、センスいいじゃん。もんたセンスいいよ、本当に」「いままでの旅で、いちばんセンスいいと思う」と、太鼓判の嵐である。

 ただ、ここで注目したいのは、もんたの方。先ほどのひなの自画自賛に対して「わかるよ、オレもそう思う」と、とにかく会話の対応力に目を見張らされる。しかも彼女が『マクタン編』で初登場したときの感動を述べると、ひなも「すごい? やったー!」と、当時の旅で生み出し、その後にTikTokでバズりまくったあの“やったー!”をセルフサンプリングするほどのご機嫌ぶりである。

 あくまで筆者の見立てだが、ひなは心地よいテンポ感=会話のリズムを重視し、自身がふざけながらも、一方で内容のある会話をしたいタイプだと考える。過去の男子たちは、ひなの発言に笑うだけで終わっていたところを、もんたはその内容にまでしっかりと耳を傾けてくれる。そんなところを気に入っているのではないだろうか。また、もんたは彼女の会話を遮らず、かつ今回のデートに誘ってくれたことに対して、素直に想いを伝えることができるところも印象深い。かつ、ひなに選ばれた喜びを素直に、感じた瞬間に伝えられる点も高く評価されているのだろう。まったく不器用なところがない。

 ふたりの間に好循環が生まれた結果、おうがから意中の相手を「決まった?」と投げかけられた際には、ひなが「マブマブ!」、もんたは「ラブラブ!」と応答。実は、もんたはひなの発言こそ聞き間違えたらしいのだが、ひなが「ラブでいいよ、じゃあラブで!」と認めてくれた。あのおひな様をこれほど気持ちよく会話させてくれるなんて……もんた、大人すぎるよ。

 そんな彼らは最後、こんな約束を。ひなは前回の旅での反省を活かし、2日目以降はほかの男子とも話してみたいという。もんたも「お互いに」と闇雲に急がず、彼女との信頼関係を維持しながら、運命の相手を見つけたいと共感を示してくれた。『今日好き』という機会をどのように人生に活かすのか。強がりではなくお互いの幸せを本当の意味で考える、なんともヘルシーな関係性。それもそのはず、ふたりはなんたって「マブでラブ」なのだから。

(文=一条皓太)