元運転手の石塚さん

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弟子が実名告発! ビートたけしを幻惑する「愛人」の手練手管(3/3)

「世間の人に、殿を変えてしまった彼女の真実を知ってもらえれば」――。ビートたけし(72)の運転手を8年にわたって務めてきた石塚康介さんが、真実を“告発”する。「彼女」とは、たけしの愛人とされる横井喜代子氏(仮名)のことを指す。横井氏からのパワハラで自律神経失調症を患ったという石塚さんは、10月23日、彼女と「T.Nゴン」を相手に提訴に踏み切った。

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【音声】たけし、「刀出せ!」の激高

〈横井氏からのパワハラが悪化したのは、今年5月頃からだったと石塚さんは振り返る〉

 まず彼女の指示で、私は車を自由に使えなくなりました。それまでは、殿を現場に送り、また迎えに行くまでの間に、車で殿の薬を薬局に取りに行ったり、絵を描くのが好きな殿から「青い絵の具を買っといてくれ」と頼まれて買いに行ったりすることができました。ところが横井さんは、現場送迎は車でやっていいが、お使いは電車やバイクなどに乗り換えて行くように指示してきた。お使いは全て殿のためのものなのに。

元運転手の石塚さん

 そうかと思えば、現場には付き人やマネージャーが常にいるにも拘らず、彼女は私にもずっと現場にいて、殿を見ておくようにと指示する。私は現場から動けなくなり、ガソリンの給油すらまともにできないほど拘束されるようになりました。

 また、こんな「メガネ事件」もありました。5月1日のことです。殿のメガネの修理をお願いしていたお店から「直りました」との連絡があったので、殿に確認を取った上で受け取りに行き、殿に手渡しました。

 ところがその日の夜、23時過ぎに彼女からメールが送られてきた。〈メガネは私が頼んだので、私にお渡し下さい〉と。殿が使うメガネを、いちいち横井さんを経由しろというのです。どうしてこんな面倒なことをしなければならないのか。翌日も、彼女から電話を寄越すようにとのメールが来て連絡すると、またメガネの件を執拗に説教されました。電話を切っても、同じ内容のメールが届く……。彼女がいない時代は、殿と直接やり取りすれば事は済んだのに、横井さんが間に入るようになり、仕事の能率を下げるようなことばかり言われるようになってしまいました。

 この頃から、毎朝必ず午前11時に横井さんに電話するよう、彼女自身に命じられました。ところが、電話しても横井さんは寝ているのか出ないことがままある。そうかと思えば、11時には出勤し、殿を送る車の準備をしていると、彼女が「なぜ、11時に連絡しない」と電話で詰問してきたこともあります。殿と横井さんが暮らしている自宅兼事務所の等々力ベースに、私はもう出勤しているんです。つまり、彼女と私は同じ敷地内にいる。それなのに、なぜ連絡しなければならないのか意味不明です。

 要は、横井さんは「自分の思うがまま」にならないと気が済まない。もはや、全権を握っているのは殿ではなく、横井さんとしか感じられなくなっていました。

〈「T.Nゴン」は、代理人弁護士を通じ、パワハラ等について「事実はございません」などと否定するのだが……。〉

終始無言の殿

 他にも、事務所で待機していてやることがなかったので、ロールス・ロイスの給油に行こうとすると、それを横井さんが防犯カメラで監視していて、すぐに電話してきて「私に連絡してから行け」と言ってきたこともあります。

 また、深夜に連絡してきたり、「今日は休みだけど、何かあったら電話します、と社長(たけし)が言っています」と言ってきたり。そう言われると待機せざるを得ず、とにかく私を休ませないようにしようという嫌がらせにしか思えませんでした。

 カメラで監視され、24時間、いつ理不尽なメールや電話が来るか分からない地獄の生活が続いたことで、ストレスで胃が痛み、夏なのにどうしようもなく寒く感じられ、鼻水が止まらなくなってしまい、私は仕事の途中に公園で倒れ込むようになってしまいました。

 そして7月30日、横井さんが「挨拶がない」と執拗に私を責めてきた。我慢の限界に来ていた私は「挨拶しましたけど!」と言い返し、彼女と言い争う格好になりました。横井さんが「社長が2階で休んでいるから声のトーンを下げて」と言ってきたので、「あなた自身が大声を出しているじゃないですか」と指摘すると、横井さんは、すがるように「石塚がぁ〜」と言いながら、殿に助けを求めに行きました。その瞬間、何もかもがイヤになり、私は「もう辞めますので、今までありがとうございました」と殿に告げ、その場を去りました。殿は終始無言でした。

 私が辞めた後に殿は、なぜ石塚がこんなことになったのだと横井さんを叱ったものの、彼女が泣き出したので、それ以上、何も言わずに済ませたと聞きます。

 辞める前の7月5日のことです。横井さんから、「殿の出発時間と同じ時間帯に来客予定があるが、その来客とすれ違っても車を止めずに出発するように」と指示されました。実は、殿の長男が等々力ベースに荷物を渡しに来る予定になっていたんです。つまり彼女は、殿と実の息子を会わせないようにしたわけです。

 私の携帯には、軍団の方や幹子さん、殿の息子さんなど、さまざまな人から電話が掛かってくるのですが、私が辞める7月には、誰から電話があっても殿にはつながず、横井さんの指示を仰ぐように彼女から言われました。だから今、殿は彼女以外の人と電話で話すこともなければ、外で横井さん以外の人と会う機会もほとんどなくなっています。

 年内にも、「T.Nゴン」からまたひとりスタッフが辞めると聞いています。殿の周りに「側近」として残っているのは、オフィス北野時代からのマネージャーと、そして横井さんくらいしかいません。

 これまでは「私ごときが殿の邪魔をしてはいけない」と黙ってきましたが、今が「ラストチャンス」だと思い、提訴に踏み切りました。横井さんにはとにかく謝罪してほしい。そして、公の場で彼女の「真実」を明らかにしたいと考えています。横井さんによって、これ以上、殿を「孤立」させないためにも。

「週刊新潮」2019年11月21日号 掲載