たんす屋、着物業界のブックオフ。売上50億
2月14日放送、「がっちりマンデー!!」(TBS)では、着物業界にまるでブックオフのような会社が登場している件。
神楽坂に存在する「たんす屋」を紹介した。着物市場は年々人気がなくなり、業績は右肩下がり。着物離れは激しい。高くてよくわからないイメージがあると中村社長は言う。着物でブックオフのような業態をやりたいと直感したらしい。小紋は新品だと10万円だ。だがたんす屋では18,000円で買えるなど、10分の1の価格で購入できるところが魅力。これまで、呉服屋には値段表示がなかった。
そこで商品にタグをつけたり、着物の状態で販売するなどのわかりやすい呉服店づくりを目指した。番組では着物の買い取りについても紹介された。着物は本社の査定部に送り、じっくり査定するとのこと。着物の素材と状態をチェックする。最後は感性の問題になるという。今の時代にウケるかどうかが買い取りの最終的な決め手となる。本社の価格にお客さんが納得した場合にのみ、買い取りは成立する。その後は新潟の作業場でクリーニングが施される。たんす屋の年間売上は約50億を突破している。
たんす屋社長は、着物の新しい可能性を広げるために、タンスに埋もれている膨大な着物や帯を最大限に活用して、環境にやさしい循環型の社会を目指して起業した。たんす屋を入り口として、着物の深い世界へといざない、日本人としての喜びを新しく得てもらうのが起業の目的だという。
店頭での買い取り、出張の買い取り、宅配での買い取りなど、最近の二次流通市場は店舗に来てもらうだけでなく、みずから買い取りへと積極的に営業するようになってきた。送料は無料であるケースも多いので、店舗に行かなくてもコストがかからず簡単に買い取りの見積もりが取れるのも特徴だ。
ただし、買い取りされない商品を返却して貰う場合は、返送の送料がかかる場合も多いので注意が必要だ。たんす屋での買い取りは主に絹の着物や帯を中心としていて、ウールやポリエステル等の素材は査定がつかない場合も多い。やはり価値が高い絹の着物は、財産にもなるということだろう。買い取りはベテランの査定人が行い、寸法や汚れの有無、地色などを考慮して買取価格を決定する。買い取ったものは丸洗いして殺菌し、抗菌と消臭加工をして、染み抜きや検針、プレスなどの作業工程を経て店頭に並ぶことになる。
