「一騎討」公式サイトより

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K-1やUFCといった格闘技イベントで活躍した「変幻自在のトリックスター」須藤元気。その実力はもちろん、趣向を凝らした入場パフォーマンスが人気に拍車をかけ一躍スターダムにのし上がるも、2006年大晦日のジャクソン・ペイジ戦に勝利すると突然の引退を発表、ファン&関係者を驚かせた。

しかし、そのマルチな才能は留まることを知らず、拓殖大学レスリング部の監督を務めながらも作家や役者として活動し、2009年にはダンスグループ「WORLD ORDER」を結成すると外国人がイメージする日本人サラリーマンを象徴した格好や特異なコンビネーションダンスが大ブレイク。その動画は瞬く間に広まり、海外でも高い評価を得るまでに至った。

そんな“天才プロデューサー”須藤が次なるプロジェクトとして格闘技イベントの開催を発表した。「一騎討(IKKIUCHI)」と名付けたイベントは「さまざまな流儀、流派の武道、それは日本の誇るべき伝統文化のひとつ」と公式サイトで須藤が語っている通り、日本特有の“武道”を全面に押し出すなど「WORLD ORDER」同様、世界の目を意識したイベントになりそうだ。

まず驚かされるのは、その開催場所がお寺であること。8月24日(日)に開かれる第一回大会は都内・足立区にある善立寺で行われるという。それだけではない。試合は柔術で行われ、関節技、絞め技による一本決着のみの体重無差別のトーナメント制となるほか、出場者はプロアマ問わず「柔術・柔道・合気道・ブラジリアン柔術・サンボ・レスリング・相撲などの組み技系競技経験者」を公募するも、ファイトマネーはない。

K-1やPRIDEの全盛期に比べ、人気が低迷しているといわれる格闘技界に、国内のみならず世界を相手に打って出ようとする須藤の特異なイベント。まさに武道の名においてシンプルに一番強い者を“一騎討ち”で決めようというロマンに溢れた大会ともいえ、本人のTwitterでは「さっそく有名選手から出場申し入れ頂きました」といった呟きが投稿されるなど、今後も目が離せそうにない。

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