顔認識機能を使ってスキャンした写真からその人の情報をデータベースから取得できるサービス「NameTag」が、Google Glassに対応しました。Google GlassでNameTagアプリを使うことで、会話している目の前の人物のSNSやLinkedInの情報や犯罪歴に至るまでさまざまな情報をリアルタイムで知ることができます。

NameTag App | Your Photo Shares You | Powered by the FacialNetwork.com
http://www.nametag.ws/


Google Glass real-time facial recognition arrives with “NameTag” - SlashGear
http://www.slashgear.com/google-glass-real-time-facial-recognition-arrives-with-nametag-19309472/

NameTagをGoogle Glassで操作する様子は以下のムービーから。

NameTag - Google Glass Facial Recognition Beta App Demo - YouTube


Google GlassでNameTagアプリのデモをしてくれるのはキャビンさん。リアルタイムに相手の情報を調べられる世界初のサービスだと話します。


Google Glassの映像は、こんな風に設置したデジタルカメラで撮影するとのこと。


「OK glass」でGoogle Glassを起動させ……


「NameTag」と呼びかけるとNameTagアプリが立ち上がりました。


写真右側がGoogle Glassから見えるディスプレイの映像。


壁に貼ってある写真で実験します。


NameTagアプリの四角い枠の中に壁に貼られた写真を合わせて、写真の人物をスキャンします。


画面左部分に写真がうまくスキャンできました。


続いて横の人物もスキャン。


スキャン完了。


しばらく待つと、データベースから写真の人物を発見できました。マッチング率は99%と表示されています。


次の人物をスキャンすると……


97%のマッチング率の人物のデータを発見。中身を開くと……


なんと性犯罪歴のある人物でした。「こんな人に出くわしたときは、すみやかにその場を離れましょう」と話すキャビンさん。


写真ではなく実際の人をスキャンしてみます。よく見ると相手の男性はGoogle Glassをかけています。


メガネをかけた人でも、うまくデータベースから探し出すことができました。


アメリカでは、オンラインで出会いを求めることを「Online-Dating(オンラインデーティング)」と呼びます。日本の「出会い系サイト」とは違って、アメリカでは非常に多くのカップルがオンラインデーティングで誕生しており、ウォールストリートジャーナルによるとカップルの20%がオンラインデーティングを利用して結ばれているとのことです。

NameTagを生み出したケビン・アラン・タッシー氏は、「これまで私たちは盲目的に対話していたか、そもそも本当の対話をしていませんでした。NameTagを使えば、周りの人をより簡単により深く理解できるようになります。その人のFacebookやLinkedInのページを見たり、オンラインデーティングのプロファイルをみたりできるので、まだ知らない面白い人と簡単に出会うことができるようになるはずです」と語ります。

また、タッシー氏は、NameTagのデータベースは、自分の情報を積極的に他人に見てもらいたい人だけで構成されるのでプライバシーを侵害することはないと話しています。さらに、利用者は、ビジネスシーンやプライベートで表示させるデータを選択的に使い分けられるようになる予定とのことです。

Google GlassでのNameTagアプリは、リリース間近の段階まで開発が進んでおり、2013年12月26日に限定的なユーザーの間でデモテストが行われています。そのときの様子は以下のムービーで確認できます。

World's First Real-Time Google Glass Facial Recognition App Demo - November 26 2013 - YouTube


ひげの男性を見つめるGoogle Glassをした男性。


NameTagでひげの男性のデータを検索中です。ひげの男性は「いいぜ。調べてくれ」


見つかったようです。


「おたくのFacebookはこれ?」とGoogle Glassを手渡すと……


「おお、俺だ!」


なぜか意気投合してハイタッチ。楽しそうです。


マッチング率は70%でしたが、うまくひげの男性のデータにアクセスできたようです。


Googleは、現在のところ顔認証機能を使ったGoogle Glass用アプリの提供を認めないという慎重な姿勢を崩していません。しかし、顔認証機能こそGoogle Glassのキラーコンテンツになるという意見は根強く、多くのサードパーティーメーカーは顔認証機能を活かしたアプリの開発を進めています。今後、Google Glassでの顔認証機能が解禁されるのか、Googleの対応に注目です。