韓流食品の人気にブレーキ! マッコリやキムチなどの対日輸出額が減少

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韓流ブームに乗って注目を集めた韓国の激辛ラーメンやマッコリといった韓流食品が、昨年から人気が低迷しているようだ。

韓国農水産食品流通公社は28日、韓国食品の代表品目であるマッコリやラーメンなどの対日輸出額が、大幅に減少していることを明らかにした。

竹島(韓国名・独島)問題や靖国神社参拝問題による両国の関係悪化が、食品業界にも影響しているという。

発表によると、2012年のマッコリの対日輸出額は3200万ドルで、11年よりも33.9%減少した。ラーメンは18.7%減少した8400万ドル(12年)。サムゲタン(14.4%)、コチュジャン(5.1%)、キムチ(2.6%)など日本に輸出する韓国食品の主要品目が軒並み前年を下回った。

キムチの輸出額が前年より減少するのは2006年以降初めてという。

農水産食品流通公社は、李明博(イ・ミョンバク)前大統領による天皇謝罪要求発言や、竹島への上陸などにより日本国内で反韓感情が高まり、輸出減少に影響を与えたとの見方を示した。

食品業界の関係者は、輸出減少について「2012年8月の李明博大統領による竹島訪問後、日韓関係が悪化したことが大きく影響している」と話した。

最近は日本の閣僚による靖国神社参拝に韓国政府が反発し、外相会談が中止となるなど、両国の関係は冷えきったままだ。今年はさらに対日輸出額が減少する可能性は高い。

・参照:JTBC
・参照:イーデイリー

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