今年1月、前人未到のJRA3500勝を達成した武豊騎手(43)。彼の妻は1980年代後半からアイドルとして活躍していた佐野量子(44)であるが、結婚する前年に芸能界を引退。それから彼女は表舞台に出ること無く、陰で夫を支え続けてきた。また武も妻について、公の場で話すことはほとんど無かった。しかし今回、珍しく夫婦関係についてテレビ番組で語ったのだ。

競馬ファンならずとも、騎手「武豊」の名前は知っているという方も多いだろう。17歳でデビューして翌1988年、早くも2年目でG1初勝利。この年の年間勝利数は113勝。以降、天才騎手と呼ばれ華々しい活躍を続けてきた。

2月28日放送の『情報満載ライブショー モーニングバード!』(テレビ朝日系)“羽鳥の月イチ!A男子”のコーナーでは、武が41歳で初めて味わった挫折について話が及んだ。

それは2010年の毎日杯。落馬で左肩を骨折し、4か月の長期離脱となった。41歳での骨折からの復活は、生易しいものではなかった。過酷なリハビリを乗り越え騎手として復帰するも、イメージ通りのレースができない日々が続く。結果を出さなければ、武といえども強い馬には乗せてもらえない厳しい世界である。やっと復活の手応えを感じたのは、昨年11月のマイルチャンピオンシップだ。このレースで武は、2年ぶりのJRA G1勝利を手にした。

武の妻は、日本国内の競馬場へ夫の応援で訪れたことは一度も無いそうだ。ただし、海外で行われるレースに同行することはあるらしい。彼は「いい場所の時は来るんですよ、パリとかね」と話すが、武は仕事のことに妻が口を出すことを嫌う。いや、むしろ口には出せないのだろう。レースのことで何か言おうものなら、彼は「離婚ですね」と笑うのだから。仕事には干渉せず、無関心なくらいが丁度良いようだ。夫がレースに専念できるような環境作りが騎手の妻として一番大切なことであり、細やかな心遣いが必要とされる立場でもある。

武が芸能人を妻に迎えることに、当時は反対の声も聞かれたものだ。しかし佐野は芸能界を引退し、彼も自分の妻になった彼女を守り通したと感じる。彼女は“玉の輿”と揶揄されることもあったが、勝負師の妻はそんなに甘い生活ではないだろう。今年こそは完全復活を目指し、また還暦まで現役を続けたいとする夫を、妻が支え続ける日々はこれからも続く。
(TechinsightJapan編集部 みやび)