ローマ前監督のズデネク・ゼーマン氏が4日、トリゴリアを訪れた。解任を受け、おそらくは私物を取りに来たのだろう。トリゴリアにいた50名ほどのサポーターたちは同氏に拍手を送り、チャントで迎えた。そのとき、アウレリオ・アンドレアッツォーリ新監督と、ロベルト・ムッツィ助監督の指揮の下、チームは練習のためにピッチへと向かっている。

ゼーマン氏はトリゴリアを出る際に、解任について言及した。ただし、選手たちに責任を負わせることはしていない。同氏は「選手たちから見捨てられたとは感じていない。チームが私に反していたとはまったく思わないね」と話している。

ローマのベンチを去ることに「もちろん満足はできない」と悔しさを表したゼーマン氏。フランチェスコ・トッティとも話をしたそうで、首脳陣とも言葉をかわしたそうだ。「彼らとも話した。来たのはそのためでもあったんだ。サポーターからのこの愛情を予想していたか? 私は、イエスだ」。

一人のサポーターは、解任を受けてオリンピコにはもう行きたくないと、車でトリゴリアを後にするゼーマン氏にシーズンチケットを手渡した。ゼーマン氏は「持っておきなさい。ローマは常に前は歩むから」と答えたが、サポーターはそのシーズンチケットを車の中に投げ入れ、「持っていてくれ、ミステル(監督)。あんたのためだけにつくったんだ」と返答。ゼーマン氏は「よかろう。私がどこに住んでいるか、知っているね。考えを変えて、必要になったときにお返ししよう」と伝えた。

最後に、ゼーマン氏はテレビ番組の中で、次のように話している。

「このように終わった残念さはある。私は人々を満足させたいと思っていたが、それができなかった。残念ながら、結果が出ず、結果が出ないと、すべてが難しくなる。私はこのチームを信じていたが、機能しなかった。問題があったからだ。問題がなければ、ローマは首位にいただろう。だが、首位にいない。ということは、問題があったということだ」