金正恩氏「腹・白髪・胸パッチ」でまた“健康不安説”…それでも強硬路線で健在アピール
北朝鮮の 金正恩 総書記の健康状態をめぐり、再び関心が高まっていると韓国の独立系メディア「サンドタイムズ」が伝えた。最近公開された北朝鮮メディアの映像では、以前よりも突き出た腹部や増えた白髪が確認されたほか、胸部には医療用ともみられるパッチを装着した姿も映し出されたという。
金正恩氏をめぐっては、これまでも肥満体型や息切れする場面、歩行の不自然さなどから健康問題がたびたび取り沙汰されてきた。祖父の金日成主席、父の金正日総書記がともに心血管系疾患で死亡していることもあり、海外情報機関や専門家は常時、動向を注視している。
(参考記事:「金正恩の顔がデコボコに」北朝鮮内部から不安の声)
ただ、現時点で「重大な異変が近い」とみる材料は限られている。むしろ最近の金正恩氏は極めて精力的に活動している印象が強い。核関連施設の視察、新型駆逐艦の航海試験参観、軍関連行事への連続出席など、公開活動の頻度は高い。娘ジュエ氏を同行させながら軍事・核分野の現場を相次いで訪問している点も、依然として権力掌握に強い自信を持っていることをうかがわせる。
北朝鮮では最高指導者の健康は国家機密に近く、公式に詳細が明かされることはほとんどない。そのため、わずかな映像や写真から様々な憶測が広がりやすい。しかし、少なくとも現在の公開情報を見る限り、金正恩氏が統治不能に陥っているような兆候は確認されていない。
もちろん、生活習慣や体型を考えれば、中長期的な健康リスクは否定できない。それでも現段階では、「直ちに体制に大きな変化が起きる」といった見方には慎重であるべきだろう。むしろ北朝鮮は今後も、金正恩氏主導で核・軍事路線をさらに推し進める可能性の方が現実味を帯びている。(参考記事:「政府の動きがおかしい」北朝鮮国内で金正恩死亡説が拡散)
