【元イスラエル空軍兵士】「3歳の頃から″国を守るのは軍隊だ″と頭に刷り込まれていた」ダニー ネフセタイさん(69)が″戦争と人権″を語る【前編】
今年の憲法記念日(3日)、元イスラエル軍兵士、ダニー ネフセタイさん(69)による講演会が岡山市で開かれ、戦争と人権について、自身の経験を交えながら語りました。
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講演会は、世界情勢が不安定ないま、改めて憲法について考えてほしいと、憲法のつどい岡山実行員会が開きました。
徴兵制によってイスラエル軍に入隊
1957年にイスラエルに生まれたダニー ネフセタイさんは、1975年、高校卒業後、徴兵制によってイスラエル軍に入隊。空軍で3年間、兵役を務めました。
1979年に退役後、アジアの旅に出ました。10月に来日し、各地をヒッチハイクなどでまわり人々と交流を深めました。日本語学校で日本語をさらに勉強し、その後、神奈川の家具会社で勤務。
1988年、東京から埼玉県に引っ越し「木工房ナガリ家」を開設。現在は、夫婦で注文家具や遊具、木工小物などを創作するかたわら、講演活動を行っています。
2週間の観光旅行の予定が45年の滞在に…
(ダニー ネフセタイさん)
「1979年、私は2週間の観光予定で日本にやってきました。
少しずつ滞在が延び、東京の下北沢で群馬出身の大学生の女性に出会い、ちょっとナンパをしました。成果が思った以上に上がりまして、結果として2週間の旅行の予定は45年、プラス子ども3人、プラス孫3人という、ちょっと変わった人生になりました。
外国に長く住むと、いろんな気づきがあります。自分の国にいたときは目に入らなかったこと、そして日本についての様々な気づきが積み重なっていきました。その気づきを柱にして、私はずっと戦争と人権について考え続けています」
国を守るのは軍隊だと、3歳から信じていた
(ダニー ネフセタイさん)
「私が生まれ育ったイスラエルには徴兵制があります。
3歳の頃から『国を守るのは軍隊だ』という考えが頭に刷り込まれていて、18歳になると疑問なく入隊するのが当たり前の環境でした。私もその道を歩みました」
夢は「戦闘機のパイロット」
(ダニー ネフセタイさん)
「高校卒業後、私の夢は戦闘機のパイロットになることでした。日本でそういうと驚かれますが、イスラエルでは男の子全員の憧れです。
それ以上の名誉はないとさえいわれ、お母さんたちにとっても自分の息子がパイロットになることは最高の自慢でした。日本でいえば、子どもが東大に合格したときの自慢の100倍くらいの感覚でしょうか」
ダニーさんは、夢をかなえるためパイロット養成学校に入りますが、その道のりは厳しいものでした。
徴兵制によってイスラエル空軍に入隊したダニーさんは、退役後に訪れた日本で、価値観を大きく変えることになります。
いったい何が、ダニーさんを変えたのでしょうか。
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