2025年、日本芸術院会員に就任した十一代大樋長左衛門さんの個展が、13日から東京・日本橋三越本店で始まりました。震災を経て、新たな境地を切り開く覚悟です。

展覧会は金沢の伝統工芸「大樋焼」が今年で360年を迎え、その伝統の継承に努めてきた、十一代大樋長左衛門さんが、2025年、日本芸術院会員に就任したことを記念し開かれています。

会場にはおよそ70点の作品が展示され、初日から多くの人が訪れていました。

地震で割れた作品つなぎ「大樋転生茶碗」を制作

◇十一代大樋長左衛門さん…「祖父と父と私の割れたものを焼いて繋いだ。これは誰にもできないのではないか」

能登半島地震で先代の作品や江戸時代から伝わってきた窯が壊れる被害を受けた中、大樋さんは新たな発想で「大樋転生茶碗」を作りあげました。

◇十一代大樋長左衛門さん…「(感じてほしいのは)僕の魂。見る方に語り掛けてきてくれるのかという、それが僕の指先で作ってきたものの証だと思うので」

十一代大樋長左衛門展は5月18日まで、東京の日本橋三越本店で開かれています。