NPT再検討会議初日 アメリカとイラン互いに非難
NPT=核拡散防止条約の再検討会議が開幕し、厳しい国際情勢を反映した初日となりました。
■国連 グテーレス 事務総長
「今こそ、真の平和への唯一の道である、軍縮と核不拡散への取り組みを改めて誓うべき時だ。」
ニューヨークの国連本部で始まったNPT再検討会議。核軍縮の取り組み状況などを確認するほか、今後の方向性について合意文書の採択を目指します。過去2回は決裂しており、今回も中東情勢の悪化などにより合意できるかは不透明です。
国連のグテーレス事務総長は「条約の信頼は失われつつあり、再び命を吹き込む必要がある」と訴えました。
会議では、イランが副議長国の一つに選出されることに対し、アメリカは・・・。
「恥ずべきことで、NPT再検討会議の信頼性を損なうもの。」
これに対し、イラン側はアメリカやイスラエルが「違法な攻撃を繰り返している」と指摘し、非難の応酬となりました。
ニューヨークでイラン情勢について聞いてみると・・・。
■アメリカに住む人
「私は”平和主義者”なので、どのような対立も長引いてほしくない。」
■竹内 嘉菜 記者リポート
「国連本部入ってすぐの入り口のこちらのロビーでは、広島や長崎の原爆の写真などが大きく展示されています。」
会議に合わせて日本被団協による「原爆展」が始まりました。広島・長崎の原爆投下直後の悲惨さを伝えるパネルや焼け焦げた弁当箱などが展示されており、6月1日まで開かれています。
■訪れた人たち
「原爆の破壊のすさまじさを見るのは衝撃だった。」
「NPTの会議に臨む人々の交渉や考えに、展示が何らかの影響を与えることを願っている。」
会議は5月22日まで続きます。191の国と地域が全会一致で合意形成を図れるかが焦点となります。
■竹内 嘉菜 記者リポート
「加盟国間の対立が深刻化する中で、最終文書を採択し条約の空洞化を防ぐことができるのか。NPT体制は瀬戸際に立たされています。」
【2026年4月28日 放送】
