高市総理が完全に「引きこもり」状態…”担ぎ手のいない神輿”となった官邸で囁かれる「次期総理の本命」
「孤高のスタイル」を貫く高市総理
〈終日、公邸で過ごす〉
新聞の政治面に掲載される「首相動静」に、いま異変が起きている。高市早苗総理の土日のスケジュールが、わずかこの1行で終わってしまう日が続出しているのだ。
平日の予定を見ても、歴代総理と比較して面会相手の数が極端に少ない。全国紙の政治部デスクはこう嘆く。
「一国の総理が引きこもるという、前代未聞の事態が起こっています」
もともと高市総理は、派閥の会食や夜の「飲みニケーション」には目もくれず、一人で政策を練り上げる勉強家として知られてきた。総理の椅子に座ってからも変わらないどころか、その「孤高のスタイル」に拍車がかかる一方だという。
特筆すべきは、外交現場での「異変」だ。先日、フランスのマクロン大統領が来日した際、永田町関係者を驚愕させる出来事があった。
「通常、首脳会談の前には官邸で入念な勉強会が繰り返されるもの。しかし、それが一切なかった。高市総理は外務省が用意したペーパーを読み込んだだけで会談に臨んだのです。安倍(晋三)さんや菅(義偉)さんの時には、まず考えられない対応です」(同前)
止まらない「一人暴走」状態
高市総理は財務官僚を筆頭に、役人を一切信用していないとされる。そのため、各省庁幹部から直接レクチャーを受ける機会はほとんどない。
「ペーパーに書けないような機微に触れる重要情報が、総理の耳に全く入っていない。極めて危険な状態です」(全国紙官邸番記者)
こうした総理の態度で、官邸にも隙間風が吹いているという。月刊誌『選択』4月号では、ホルムズ海峡への自衛隊派遣に前のめりな総理を止めるべく、内閣官房参与の今井尚哉氏が官邸に乗り込んで激しい言い争いになったと報じられた。しかし、実態はさらに深刻だ。
「今井さんとの対立だけではない。総理は完全に『一人暴走』状態です。防衛省はもちろん、元防衛相の木原稔官房長官でさえ、『自衛隊派遣などあり得ない』と首を横に振っている。ところが総理は『(艦船を)出したらええやん。なんとかならないの?』と言っており、できない理由を並べられると露骨にイライラを爆発させる。官邸内にはもはや修復不能な軋轢が生まれ、総理は孤立しています」(官邸関係者)
まさに「担ぎ手のいない神輿」。強力な官邸主導を誇った安倍政権時代のような、総理を支えようという忠臣の姿は、いまの高市官邸のどこにも見当たらない。
「高市の次は誰か」をめぐって
総理が公邸で孤立を深める中、自民党内ではすでに「高市の次は誰か」を巡る権力闘争が勃発している。本命として名前が挙がっているのが、小泉進次郎防衛相だ。
4月2日、旧二階派の番頭・武田良太氏率いる政策グループの会合が開かれた。
「すでに20人以上が集結していた。武田は自身のグループと、菅元総理に近い『ガネーシャの会』を束ね、進次郎を神輿に据える腹積もりだろう」(自民党中堅議員)
動きはそれだけではない。同日、旧岸田派の番頭・木原誠二氏も、村井英樹氏や小林史明氏、國場幸之助氏ら宏池会系の若手・中堅を集めて会合を開いた。
「こっちも当然、狙いは進次郎だ。武田と木原、どちらがより多くの人を集めて主導権を握るか、猛烈な綱引きが始まっている」(同前)
次の神輿を巡る派閥抗争。支持率という名の薄氷の上で立ち往生する高市政権の幕引きは、案外早く訪れるのかもしれない。
【こちらも読む】『高市総理に「公選法違反」疑惑!「サナエトークン騒動」が引き金となる最悪のシナリオ』
「週刊現代」2026年4月27日号より
