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Anthropicが、Claudeのサブスクリプションを使ってOpenClawを動かすのをNGとする方針を打ち出しました。2026年4月4日正午(太平洋時間)以降、対象ツールを利用するには、従量課金オプションまたはClaude APIキーの利用が必要になります。

Claudeのサブスクは安くはありませんが、定額ではあり、上位プランでは利用量もかなりのものです。それが完全な従量課金制になるのは痛手という人もいるようで、顧客向けの告知メールがHacker Newsで共有されて話題になりました。

OpenClawは「常時起動の自動化AIアプリ」

OpenClawは、最近話題の「AIを用いた自動化アプリ」で、常時稼働してAI処理を行うのを念頭に置いた設計が最大の特徴です。さまざまなアプリに接続でき、接続先で起きた変化やイベントを監視・AIに自動で処理してもらったりできます。

WhatsApp・Slack・iMessageなどのチャットアプリはもちろんのこと、Notion・Obsidian・GitHub・Gmailといった広範なジャンルのアプリと連携できます。

Claude Codeの開発責任者Boris Cherny氏は「現在のサブスクリプションがこうしたサードパーティ製ツールの利用パターンを前提に設計されたものではない」とXで説明しています。この「利用パターン」とは、常時起動で稼働するために通常よりも利用量が多くなることを指しているのは明らかです。

ChatGPTのサブスクなら「OpenClaw定額利用」が可能

ここで注目したいのが、「ChatGPTのサブスクを使えば、OpenClawの定額利用」が引き続き可能な点です。OpenClawは、Codex経由でChatGPTのサブスクリプションアカウントにログインすることでも動作させられるのです。

OpenAIは利用者拡大を重視しています。外部ツール経由の常時利用も含めて広くユーザーを取りにいく姿勢を見せていて、Codexの利用量も増やしています。何より、OpenClawの開発者を迎え入れてもいます。

何気にこの件では、AnthropicとOpenAIの方向性のちがいが際立っています。Anthropicは利用形態に強い線引きをし、限られた枠の中でサービスを設計する方向に向かっているように見え、それはOpenAIとは真逆だと言えます。

両社はこれまで比較的近しい方向性のプロダクトを展開してきましたが、今後は変わってくるのかもしれません。

Source: Hacker News, OpenClaw (1, 2, 3), Peter Steinberger, Boris Cherny (1, 2, 3), TechCrunch