グーグル元幹部が説く人材育成論 『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』

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 ピョートル・フェリクス・グジバチ『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング)が2026年4月2日に発売された。

【写真】「日本の上司」と「世界の上司」の違いとは?

 本書の著者は、グーグル元人材育成統括部長として活躍したピョートル・フェリクス・グジバチ。日本企業では「最近の若手は自分の頭で考えない」「主体性がない」という嘆きの声が頻繁に聞かれるが、著者は指示待ち部下の存在について彼らの能力不足ではなく、組織のマネジメントが生み出した結果だと指摘する。

 上司が無意識のうちに「出過ぎた真似をしない」「勝手に決めない」ことを部下に求めており、それが評価基準にもなっているため、部下は自衛手段として「自ら考えない」「自分で判断しない」行動様式を身につけてしまうのだという。

 本書では構造的問題を可視化し、根本的な解決策を提案。タスクの進め方を細かく指導するのではなく、まず「ビッグピクチャー」(全体像)を部下と共有する「ビッグピクチャー」教育法。グーグルの社内調査「プロジェクト・アリストテレス」の知見を基に、健全な衝突や建設的な批判を可能にする環境作りと、部下の成長を促す効果的なフィードバックの技術などが紹介される。

(文=リアルサウンド ブック編集部)