Photo: Raymond Wong / Gizmodo US

大手がなかなか公式アプリをリリースしない理由は?

Apple Vision Proを購入したみんなさんにとって、今日は記念すべき日となりそうです。発売から2年。ついに公式のYouTubeアプリが利用できるようになりました。いろんな理由があってやっと実現したようです。

公式YouTubeアプリどんな感じ?

App Storeに掲載されている公式説明によると、YouTubeアプリでは通常の動画に加え、3D動画や360度動画、VR180動画など、幅広いコンテンツを視聴できるとのこと。また、Apple Vision ProのM5モデルのみ、8K解像度での再生にも対応しているそうです。これまでにもVision ProでYouTube動画を視聴すること自体はできましたが、公式ライセンスを受けたアプリ経由ではありませんでした。

これまでは、JunoというサードパーティのアプリでYouTubeコンテンツを視聴できていましたが、Vision Proとアプリのリリースから約8か月後の2024年10月にJunoのアプリはApple(アップル)によって削除されています。

Photo: Raymond Wong / Gizmodo US

ニッチさがネックになった?

公式YouTubeアプリの完成に、なぜこんなに時間がかかったんでしょうか? その理由は、おそらく他の大手サービスがVision Pro向けネイティブアプリを提供していないのと同じです。Vision Proは目新しく派手なハードウェアではありますが、やっぱりニッチな製品。約60万円と価格が非常に高いため販売台数は少なく、YouTubeが専用アプリを開発する十分なモチベーションがなかったと考えられます。ちなみにSpotifyもVision Pro専用アプリを作っていません。

Netflixなど主要サービスは依然未対応

YouTubeは以前から、Vision Pro向けアプリは将来的にリリースする計画だと述べていましたが、ここまで時間がかかるとは予想していなかったでしょう。また、visionOS向けにネイティブアプリがあってもいいはずなのに、まだ存在しない主要サービスもあります。その代表がNetflix。Vision ProのSafariブラウザを使えばNetflixは視聴できますが、ネイティブアプリのような細かな演出や洗練された体験できません。

一応、Vision Pro向けのサードパーティ製アプリはありますが、完成度の高いvisionOS体験を期待する人にとっては物足りないかもしれません。たとえば、Safariを使わずにVision ProでNetflixを視聴できる人気のサードパーティ製アプリ「Supercut」は800円で提供されています。今回やっと登場したYouTubeアプリは、Appleの期待したXR革命をVision Proが実現するには、道のりがまだまだ長いことを改めて感じさせる出来事なのかもしれません。

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