ソルトレークシティー大会、決勝レースで途中まで後方を追走していたスティーブン・ブラッドバリー(写真中央)【写真:アフロ】

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冬季五輪の出来事を振り返る

 ミラノ・コルティナ五輪は日本勢が過去最多のメダル獲得を狙えるペースで活躍。連日、列島に感動を与えている。冬季五輪は1924年の第1回大会から今回で25回目。4年に一度の夢舞台で過去に起きた様々な出来事を振り返る。2002年ソルトレークシティー大会では、五輪の女神から破格の寵愛を受けたスケーターがいた。

 ショートトラックの男子1000メートルで、ありえないほどの幸運に恵まれたのはスティーブン・ブラッドバリー(オーストラリア)だ。

 1回戦を突破すると、準々決勝は上位選手が失格となり、繰り上がりで準決勝へ。ここでも前を滑るスケーターの転倒や、1着でゴールした寺尾悟が失格となったため、決勝に駒を進めた。

 決勝はペースについていけず、最後方の5番手を追走。前の4人から大きく離れてラスト1周を迎えたが、最終コーナーの手前からライバルが次々に転倒し、なんとブラッドバリーがトップでフィニッシュ。驚きの表情で両手を突き上げた。

 五輪公式サイトでも「“たなぼた”の金」と紹介されるほどの珍事。オーストラリアでは「たなぼたで勝つ」などを意味するスラング「do a Bradbury(ブラッドバリーする)」が誕生する事態となった。

(THE ANSWER編集部)