「気持ち悪い」「無神経」流産した嫁に義父母がした“ノンデリカシーすぎる励まし方”がひどい
◆結婚2年目に授かった我が子を早期流産して…
あかりさんは、婚活アプリで知り合った3歳上の男性と結婚。妊娠が発覚したのは、結婚2年目のことでした。
「突然、血の塊みたいなものがボタボタ出てきて……。ナプキンを当てても全く意味がないほどの出血量でした。病院で自然排出が難しいと判断され、掻爬術を受けることになったんです」
◆限界な心に追い打ちをかけた義母の「ひどすぎる発言」
私のもとにこなければ、この子は産まれることができたのかもしれない。術後、あかりさんはそう思い、ひどく自分を責めました。
夫は「元気になったら、また頑張ろう。次に生まれてくる子にはこの子の分まで、元気に生きてもらおう」と前向きに励ましてくれましたが、あかりさんは「この子は代わりなんていないのに……」と感じ、気持ちの温度差に悩みました。
「多分、身ごもった側でなれば、この悲しみは分からないものなのかも。仮に、また妊娠できて、その子が元気に生まれてくれたとしても、亡くなった子のことを私は永遠に忘れられません」
そんな苦しい心境の中、あかりさんはさらに心を傷つけられてしまいます。それは、義母がお見舞いに来た時のこと。義母は「大変だったわね……」と、ひとまずあかりさんを気遣った後、「でも、そんな生命力の弱い子は亡くなってよかったじゃない。もし、生まれていたら重い障害を持っていたかもしれないし。前向きに考えましょう」と、差別的な発言をしたのです。
「亡くなっていい命なんてひとつもないし、義母の言葉は障害がある子やその親御さんにすごく失礼。この人はそんな考え方をするんだなって心底、軽蔑しました。今後の付き合い方を見直そうとも思いました」
◆病室で義父から言われた“セクハラ発言”にゾゾゾ…
退院時、夫は仕事だったため近くに住む義父が迎えに来てくれました。
「義母は『パートで行けない』と申し訳なさそうにしていましたが、会いたくなかったので、私としては好都合でした。まだ体力が完全に回復しておらず、荷物などを自分で持てなかったので、義父が来てくれて助かりました」
しかし、会計を一緒に進める中で、あかりさんは義父から信じられない言葉をかけられます。
「最初は、『今回の流産は、あかりさんのせいじゃないから気を落とさないで』みたいな優しい言葉だったと思います。でも、それから変な方向に話が進んでいって……」
義父は「流産したのは種が悪かったからだ」と自分の息子を貶し、「俺はいい種だったから、母さんは流産なんてしなかったなあ」と謎の自慢をし始めたそう。そして、「いい種がほしかったら、俺に頼ってきてもいいよ〜! なんちゃってな(笑)」と気持ち悪いジョークをかましてきたのです。
「全然笑えないし、衝撃的な言葉すぎて私は固まってしまいました。冗談とはいえ、そういう発想が出てくることが気持ち悪かったです」
流産を経験したことによって、夫との心の距離を感じ、義父母の考えに衝撃を受けたあかりさんはそれ以降ずっと、結婚生活を続ける意味はあるのかと悩んでいるそう。
生まれることができずに亡くなった命の受け止め方は人それぞれですが、安易な発言や気持ちの悪いジョークで当事者の心が再び抉られないよう、周囲は気を配っていきたいものです。
<文・取材/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291


