Broad Arrow Auctions

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ランボルギーニ・プレグンタが18年ぶりにオークションに出品されることが話題になっている。1998年に公開されたワンオフモデルで、同時期にディアブロの後継モデルを模索していた頃のものだ。そんなめずらしい車両が10月10日、ベルギーで開催されるブロード・アロー・ズート・コンクール・オークションにて、推定落札価格250万~350万ユーロで競りにかけられる。

【画像】ユニークなスタイルをもつランボルギーニのワンオフモデル、プレグンタがオークションに!(写真28点)

プレグンタは、ランボルギーニがアウディに買収される直前、1998年のパリサロンにてお披露目された。この頃のランボルギーニは複雑な所有権の変遷を経験していた。1987年にクライスラーが買収し、1994年にはインドネシアのスハルト元大統領の末っ子が率いるメガテック・グループに売却され、その1年後にはマレーシアの投資会社V`Power社とインドネシアのマイコム・セドコ社に、最終的に1998年にアウディに買収されたのだった。

つまり、プレグンタは元々クライスラー時代に構想されたプロジェクトだったが、その後の複雑な所有権変遷により開発が遅れ、実際の契約締結と製作はアウディによる完全買収の数週間前に行われた。この車は文字通り時代の狭間で生まれた特別なマシンである。

プレグンタの開発は、ランボルギーニと1920年創業のフランスの名門コーチビルダー、ユーリエの協力で実現した。ランボルギーニは開発用ディアブロのシャシーを無償提供し、ユーリエは”新しく、オリジナルで、他のどんな車とも混同されることのない”デザインを約束した。また、プロトタイプは1台のみの製作とし、第三者への工業所有権の売却を禁止するなど、厳格な条項が設けられていた。

プレグンタのデザインを担当したのは、ユーリエ・トリノのマルク・デシャンである。マルチェッロ・ガンディーニの後継者としてベルトーネで約20年間スタイル・ディレクターを務めた実力者で、1980年のロードスター「ランボルギーニ・アトン」や超高性能モデル「エドニス」なども手がけた実績の持ち主である。

プレグンタの最大の特徴は、フランス空軍の戦闘機ダッソー・ラファールからインスピレーションを得た前衛的なデザインにある。ラファールのステルス塗装と同じマットグレーを纏い、戦闘機のキャノピーを思わせる巨大で水平に近いウィンドウシールド、ラファールの胴体に設けられたエアインテークのような大型サイドエアスクープなど、航空宇宙技術の要素も随所に散りばめられている。