【猛暑】エアコンの完全トリセツ!電気代を節約するには?風向きひとつでお得になるってホント?除湿の使い方は?熱帯夜はどう乗り切る?その疑問に答えます!【メーカー検証】
連日各地に熱中症警戒アラートが出され、日本の最高気温の記録もあっという間に更新される夏。もう酷暑と言ってもいい状態です・・・。
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エアコンは今や命を守るアイテムと言ってもいいくらいです。国も暑い時にはエアコンを使うよう呼びかけています。高齢者や小さな子どもがいる家庭では、のどの渇きを覚える前にエアコンを使用し熱中症を予防しましょう。
さて、ここではお得なエアコン術をみていきます。
エアコンをどのように使えばより少ない電力で涼しく過ごせるのか、気になっている人も多いと思います。
そこで今回は、空調機器などを製造するダイキン工業が行った検証から、エアコンの効果的な節電術や役立つ豆知識を紹介します。
さらに、エアコンを使い熱帯夜を乗り切るポイントも解説します。暑い夏を乗り切るために必見ですよ。
風向きひとつで節電に
最初に見ていくのは「風向き」です。実はこれも大事な節電ポイントなのです。エアコンをつけるとき、より節電になる風向き設定は、以下のうちどちらだと思いますか?
1.水平 2.ななめ下
ダイキン工業では、エアコンの風向きを「水平」と「ななめ下」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)冷房をつけっぱなしにして消費電力量を計測しました。
では節電になるのはどちらでしょうか。
答えはズバリ、「1・水平」なんです。
それぞれの消費電力を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなりました。
なんと風向きが「水平」の方が、およそ3割もの消費電力量の削減になる可能性があることがわかりました。
※調査結果はあくまで目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。
「水平」が節電になるのはこんな理由
では、なぜ風向きが「水平」の方が節電になるのでしょうか。
「ななめ下」の方が、人がいる場所に直接冷たい風を送るので気持ちよさそうだし、使っている人も多いのではと思います。空気も循環するし、なんとなく効率もよさそうだと思っていたのですが・・・。
実は、冷たい空気は重く、床付近にたまる性質がある。風向きが「ななめ下」の場合、床付近に冷たい空気がたまり、天井付近には暖かい空気がたまってしまうのです。
一般的なエアコンは、高い位置にある室内機に、室内の気温を測るセンサーがついています。天井付近が暖かければ、床付近が十分涼しくなっていたとしても、より部屋を涼しくしようとエアコンが「がんばって」しまうのです。
一方で、風向きが「水平」ならば、冷たい風は「天井付近」→「床方向」の流れで自然に下りるので、余計な電力を使わずに部屋全体を涼しくできるのだそうです。
熱帯夜を乗り切るエアコン活用法
快適な空間づくりには「温度」だけでなく「湿度」を調節することも大切。なんと湿度が20%変われば体感温度は約4℃も変わるといわれているのです。
ダイキンが行った試験でも、それを裏付ける結果が。室温が高く湿度も気になる場合には、エアコンを使って温度や湿度をコントロールすることが大切なのです。
では、夜寝る時は、エアコンのタイマー使用とつけっぱなし、どちらがよいのでしょうか?
朝までエアコンをつけっぱなしにする「つけっぱなし運転」と、切タイマーを使って就寝3時間後にエアコンを切る「切タイマー運転」、それぞれで室内のWBGT(暑さ指数)の変化を計測しました。
「つけっぱなし運転」ではWBGTに大きな上昇は見られなかったのに対して、「切タイマー運転」の場合はエアコン停止後にWBGTが徐々に高まる結果となりました。
つまり、切ったあとは暑く寝苦しくなってしまうことがわかります。
気温や湿度の高い日は適度な温度設定で、朝まで「つけっぱなし」にした方が快適な睡眠につながるといえそうです。
では、まだまだ見ていきます!
節電になる風量は「弱」か「自動」か
ここまで風向きが節電につながることなどを紹介してきたが、他にも節電効果がある「ポイント」が。
ダイキン工業では他にも3つのケースで、節電について検証しています。より節電になるのはどちらなのか、一挙に紹介します。
■【エアコンの風量設定「弱」か「自動」か】
(「弱」と「自動」それぞれで、8:00~19:00まで11時間つけっぱなしにして消費電力を計測)
答え 自動
「弱」にすると部屋の中を涼しくするのに時間がかかり、「自動」の時よりも室外機にある”エアコンの心臓部”と呼ばれ消費電力が大きい「圧縮機」に負荷がかかってしまうといいます。
温度を下げるか、風量を上げるか
では、これも皆さんが悩むポイント。より涼しくなるために「設定温度を下げる」のか「風を強くする」のか、どちらでしょう。
■【設定温度を「1度下げる」か風量設定を「強」か】
(真夏の13~15時の2時間、それぞれで消費電力を計測)
答え 風量設定を「強」
設定温度を下げると、エアコンは室内の空気中からより多くの熱を集めることで、圧縮機の運転を強めてしまいます。風量を「強」にすると室内機の「ファン」から聞こえる音が大きくなりますが、「ファン」が消費する電力は圧縮機と比べるとかなり少ないのだそうです。
さらにこんな比較もみてみましょう。
「冷房」と「除湿」どっちがお得?
冷房運転と除湿( ドライ )運転では、使用の目的が異なり、使用環境 ・ 設定温度 ・ 設定湿度 によって電気代は異なります。実は状況次第でどちらが安くなるとは言えないのだそうです。
湿度を下げたい場合は「除湿( ドライ )運転」、温度を下げたい場合は「冷房運転」と使い分けるのが効果的だということです。
ちなみに快適のおすすめ設定は・・・
温度は26~28度、湿度は50%以下がおすすめです。(湿度50%:汗をかいてもさらっと乾く湿度)また気流を利用することにより、涼感をアップさせることができるということですよ。
心地よい組み合わせは、夏は高温で低湿、冬は低温で多湿とされているのだそうです。ということは、冷房時には、設定温度を高めにした省エネ運転でも、湿度を低くすることで設定温度が低めのときと同じ快適さが得られるということなのです。
【室外機の上に濡れタオル 「あり」か「なし」か】
これも時たま目にするもの。がんばる室外機にタオルをかけて冷やしてあげたい!あるいは冷やした方がなんとなく部屋が涼しくなりそう。
タオルはあり?なし?
(「あり」と「なし」それぞれで8:00~19:00まで11時間つけっぱなしにして消費電力を計測)
答え なし
(今回の調査結果は、室外機の上に設置した濡れタオルが室外機の吸込口や吹出口の風の流れを妨げたことで運転効率が低下した可能性を示唆するもので、室外機の上に濡れタオルを設置すると必ず消費電力が増加することを示すものではない。)
そもそもタオルのありなしが消費電力に直接影響があるかはわかりませんが、タオルがファン部をふさいでしまっては効率が落ちるのは当然ですね。そういう可能性があることはやめた方がよさそうです。
知っていればお得に!検証結果まとめ
※調査結果はあくまで目安です。住環境や気温などによって結果は変わります
エアコンの使い方について今回紹介したポイントを組み合わせることで、節電効果はより大きくなる可能性があります。
気温と湿度の関係を理解し、お得に快適に使うことも覚えておきたいです。またこの理屈を使い、熱帯夜を快適に乗り切るためには、温度と湿度をコントロールしてエアコンは「つけっぱなし」がよいことも役立つ知識だったのではないでしょうか。
ちょっとでもお財布にやさしい使い方をしながら、快適な夏も手に入れましょう!

