ロシアモスクワのタガンスキー地方裁判所が、AppleがLGBTに関するプロパガンダを拡散したとして提訴された民事訴訟の審理を開始したと発表しました。有罪判決が下れば、Appleは最高400万ルーブル(約690万円)の罰金を科される可能性があります。

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Apple charged with ‘LGBT propaganda’ in Russia for rainbow flag wallpaper in latest update - Novaya Gazeta Europe

https://novayagazeta.eu/articles/2025/04/23/apple-charged-with-lgbt-propaganda-in-russia-for-rainbow-flag-wallpaper-in-latest-update-en-news

ロシアでは「未成年に非伝統的な性的関係を宣伝してはいけない」という理由で同性愛に関する情報の発信が禁止されており、同性愛宣伝禁止法と呼ばれる法律も存在します。また、国際LGBT運動ロシアにおいて「過激派組織」と認定されており、活動が禁止されています。

裁判所に提出された文書によると、この裁判ロシアの情報取締組織である連邦通信・情報技術・マスコミュニケーション監督局(ロスコムナゾール)が、Appleロシア法人の主要株主であるApple Distribution International Ltdを被告として訴えたものだとのこと。ロスコムナゾールは「AppleがLGBTに関するプロパガンダを拡散した」と主張し、(PDFファイル)ロシア連邦行政違反法第6.21条第3項に基づいた行政責任追及を求めました。

ロシアのニュースチャンネルであるBazaは、ロスコムナゾールがiOSで配信されたレインボーフラッグの壁紙を取り締まった可能性が高いとTelegramで報じています。このレインボーフラッグの壁紙は、2025年6月のプライド月間に向けて配信されたものでした。



裁判所に提出された文書では訴訟の根拠は明らかにされていませんが、Appleによるレインボーフラッグの壁紙の配信がロスコムナゾールから「国際LGBT運動に基づいた活動の一環」と解釈された可能性があります。

ロシア連邦行政違反法第6.21条第3項は同性愛宣伝禁止法に違反した際の罰則を定めた条項で、「非伝統的な性的な関係や嗜好、性転換を誘引することを目的とする情報の流布によるプロパガンダに対して、5万ルーブル(約8万6000円)〜10万ルーブル(約17万2000円)の罰金を科す」とあります。また、法人の場合はさらに罰金が追加されることも定められており、ロシアの独立系ジャーナルであるNovaya Gazeta Europeは「有罪判決が下れば、Appleに最大400万ルーブルの罰金が科される可能性がある」と述べています。

なお、ロスコムナゾールによるレインボーフラッグの取り締まりはかなり厳しく、過去には「虹色のカエル」をモチーフにしたイヤリングを着けた女性が拘留されたことがありました。また、活動家がTelegramのチャットにレインボーフラッグの画像を投稿したという理由で逮捕されています。