押し込みながら得点ならず...東京Vの選手が語る攻撃面の打開策「ゆっくりだけではなく」「失っても取り返す覚悟で」
東京ヴェルディは7月29日、J2第28節で水戸ホーリーホックと対戦。優勢に試合を進めながら得点を挙げられず、0−0で引き分けた。
前半からボールを握る展開で相手を押し込んだが、最後までゴールが遠かった。ピッチ上の選手たちは、どのように感じていたのか。
2トップの一角で先発した山田剛綺は、15分にチャンスを迎えていた。深澤大輝のロングパスに反応して相手DFの背後に巧みに抜け出したが、シュートは相手GKに阻まれた。ループシュートを狙っていたと明かしたうえで、次のように語る。
ハーフタイムに左のサイドハーフに投入された甲田英將は、得意のドリブルで後半アディショナルタイムに相手のペナルティエリア内に侵入する場面もあったが、決定的な仕事はできなかった。自身のプレーを反省する。
「サイドで張って受ける場面が多かった。仕掛けられる場面が少なかった。(相手守備陣と)1対2の状況が多かった」
周囲との連係によって、より高い位置でパスを受ける点を課題に挙げて、「サイドバックの大輝君に開いてもらって、自分が中に入るなどの選択肢もあれば良かった」と改善策を語った。
【PHOTO】ホームでの勝利を願って全力で応援した東京ヴェルディサポーター
チームの攻撃については「ポセッションしてから、ゆっくりだけではなく、ショートカウンターで決め切れれば、よりポゼッションが生きてくると思う。より精度や、スプリントしてゴールに近い位置で受けるのも、やっていかないといけない」と、バリエーションを増やす策を示した。
ボランチでフル出場した稲見哲行は、前半の攻勢で相手を守備に走らせた点を念頭に、積極性を課題に挙げた。
「相手が疲れているなら、もっと仕掛けて。縦パスや背後へのランニングにパスを出してセンターバックを釣り出すなど、もっと相手を疲弊させるプレーが必要だった。ある程度イーブンな勝負を挑んでも良かった。チャレンジの縦パスや背後へのランニングした人へのスルーパスを出せれば、もっと得点につながると思う。
ボールを持っているだけではダメ。失っても取り返す覚悟で縦パスを入れたり、ドリブルで仕掛けるのは全員がやらないと。積極的なミドルシュートやクロスを全員が意識しないといけないと思った」
2位のジュビロ磐田から7位の大分トリニータまでが、勝点6差のなかにひしめく大混戦のJ1昇格争いで、現在3位につけている東京V。次戦は8月6日、ホームで4位の清水エスパルスと相まみえる。2008年以来のトップリーグ復帰に向けて邁進する。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
