フジの新漫才賞レースで観たいお笑いコンビは?(画像はイメージ)

写真拡大

フジテレビは漫才賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜(仮)」を2023年2月から実施すると22年12月22日に発表した。

結成16年を超えるベテラン漫才師たちに「セカンドチャンス」を与えるという目的で始まる大会は、結成15年以下のコンビが出場可能な「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)を意識したものとみられる。

そこでJ-CASTニュースは読者アンケートを実施。過去にM-1決勝に進出するも、優勝できず「ラストイヤー」を終えたコンビの中から「THE SECOND」に出場してほしい漫才師を尋ねた。最も票が集まった人気コンビの名前は――。

5月に「決勝」放送予定

「THE SECOND」は23年1月末までエントリーを受け付け、2月から予選を開始。2回の本選トーナメントラウンドを経て、5月に決勝トーナメントの様子をフジテレビ系で生放送する。

応募資格には「結成16年以上」「全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないこと」などを含む。MCの東野幸治さんは番組公式サイトで「過去に『M-1』で思うような結果を残せなかった人とか、『こんなはずじゃなかった』と思って今もくすぶってるような人がいたら、この大会を"利用"してもらいたい」と「M-1」に触れたコメントを残している。

J-CASTニュースは22年12月26日〜23年1月5日16時まで、「M-1決勝進出経験者」「M-1優勝経験なし」「現在も活動している」の3条件を満たすコンビの中から、大会に出場してほしいコンビをサイト内で読者に聞いた。総票数1651票の中から、ここでは上位5組を紹介する。

5位はモンスターエンジン(吉本興業、98票)。西森洋一さん(43)のまくし立てるような関西弁のボケに、大林健二さん(39)が強い口調でツッコミを入れるスタイルが特徴だ。M-1には結成2年目の08年と09年に連続出場し、いずれも7位。10年以降は毎年出場を重ねるも決勝には届かず、昨年は準々決勝敗退でラストイヤーを終えた。

4位はかまいたち(吉本興業、103票)。狂気じみたキャラクターを演じるボケの山内健司さん(41)さんに、濱家隆一さん(39)が鋭く突っ込むネタが人気だ。M-1は17年〜19年の3年連続で決勝進出。ラストイヤーの19年は2位となり、優勝したミルクボーイらとハイレベルな戦いを演出した。17年にはキングオブコントで優勝。既に多くのバラエティ番組に出演する人気コンビだが、漫才師としてのネタ披露にも期待がかかっているようだ。

1位はM-1の「シルバーコレクター」

3位はランジャタイ(グレープカンパニー、113票)。奇天烈なボケを連発する国崎和也さん(35)に、伊藤幸司さん(37)が諭すような控えめのツッコミを入れるスタイルが特徴だ。M-1初の決勝となった21年は9位に終わるも、審査員の立川志らくさんが96点の高得点をつけて絶賛するなど、大きなインパクトを残した。M-1ラストイヤーとなった22年は準々決勝で敗退した。

2位は見取り図(吉本興業、155票)。ボケのリリーさん(38)とツッコミの盛山晋太郎さん(36)のコンビで、関西弁のしゃべくり漫才を得意とする。M-1は18年〜20年に決勝進出。20年は最終決戦に進出したものの、「漫才かどうか論争」を巻き起こしたマヂカルラブリーらに敗れた。ラストイヤーの22年は準々決勝で敗退した。

そして1位は和牛(吉本興業、209票)。繊細なボケの水田信二さん(42)と、演技派のツッコミ・川西賢志郎さん(38)との掛け合いが人気だ。M-1は15年〜19年まで5年連続で決勝に進出し、特に16年〜18年は3年連続で準優勝。「シルバーコレクター」として大会を盛り上げた。19年の大会終了後には、ラストイヤーまで残り2年あるにもかかわらず大会からの引退意向を表明。現在は劇場を中心に精力的に活動を続けているが、念願の賞レース優勝に向けて、お笑いファンの期待も大きいようだ。

なお、6位以下にはナイツ(マセキ芸能社、96票)、ジャルジャル(吉本興業、86票)、ハライチ(ワタナベエンターテインメント、82票)、千鳥(吉本興業、68票)などのコンビが名を連ねた。