ドイツDFアントニオ・リュディガー【写真:ロイター】

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カタールW杯

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は27日(日本時間28日)、グループリーグE組でドイツはスペインと1-1で引き分けた。1点を追う後半38分にFWニクラス・フュルクルクが同点弾。勝ち点1を獲得し、決勝トーナメント進出に首の皮一枚繋がった。ドイツメディアでは高評価の一人として、ディフェンスラインを支えたDFアントニオ・リュディガーの名前が挙げられている。

 スポーツ専門局「Sport1」は「ボスはリュディガー」との見出しをつけ、スペイン戦について「フュルクルクはゴールで抜群の動き。アントニオ・リュディガーは後ろで全て阻止」と評価。個人の寸評で、リュディガーについて「失点までは守備のボスだった。トーレス相手に実にうまい守りをし、よく動いて奮闘した」と記した。「ハーフタイム前40分、レアルのスターのヘディングがオフサイドだったのは残念」としながら概ね高評価だった。

 大衆紙「エクスプレス」の採点(最高点が1、最低点が6)では2.5点だったFWサネに次ぎ、GKノイアーと並んで3.0点の評価。「シュートがオフサイドになりツキがなかった。彼の存在がチームの力になった」と称賛した。

 公共放送「ARD」のスポーツ番組「シュポルトシャウ」は「守備陣のリーダーは力強いパフォーマンスを発揮し、守れるものは全て守った。前半は攻撃に参加することも度々」「FKの別パターンは見事だったが、スペインGKウナイ・シモンにセーブされた。スペイン戦でもリュディガーはドイツ最強のDFだった」と絶賛。日本戦では浅野拓磨を揶揄するような走り方をして物議を醸したが、スペイン戦の躍動は高く評価されていた。

(THE ANSWER編集部)