やはり古江彩佳の強さは本物だ(撮影:鈴木祥)

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<富士通レディース 初日◇14日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6689ヤード・パー72>
7月の「ニッポンハムレディス」以来となる今季国内ツアー2戦目。さらに同月の「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で米初優勝を挙げてから初となる日本での“凱旋試合”に臨む古江彩佳が、その力を千葉県で見せつけた。
2019年にはアマチュア優勝。さらにプロ転向後の20年は2位、そして昨年も優勝という好相性ぶりはやはり今年も変わらなかった。1番から1メートル、2番でも50センチとスタートからベタピンショットを連発。「気合十分でいけたかな」といきなりフルスロットルで滑り出すと、7番では60センチ、12番では10センチにつけるスーパーショットを繰り出し続けた。
「4つ(アンダー)はいきたいと思ってた。例年ビッグスコアで争ってる大会。上位争いをするなら4つは」と目標を掲げてスタートすると、6バーディでボギーなしの2位発進。予定よりも“貯金”を2つ多く作り、首位の西郷真央ともわずかに1打差だ。
前年覇者の凱旋試合ということに加え、大会を主催する富士通に所属するホステスプロでもある。それだけでも大きな注目を一身に集めるが、初日は8月の「全米女子アマ」を制したアマチュアの馬場咲希(代々木高2年)との同組で、話題性はさらに跳ね上がった。
事前に描いていた馬場の「飛ばすイメージ」は、実際のプレーを前にしても「そのまま(笑)」。ポーカーフェースでラウンドを進めていく古江は、周囲と話しながらプレーするタイプではないため、会話はあまりなかったというものの、「気性は激しくない。フラットなイメージですね」と“超高校級ゴルファー”のことを評する。自身も大注目アマの一人としてこの大会を制し、プロ入りのきっかけを作った。そこから3年が経ち、今では米国を主戦場とするプロとして、話題のアマチュア選手と対峙している。
ひさしぶりの日本でのラウンドには感慨もひとしお。「バーディを獲ってホールアウトして歩いてるときに『ナイスバーディ!』って言ってくれるのが懐かしい」。温かい声援が背中を押してくれる。「(富士通に)所属させてもらってるので、(自分で)『頑張れー』と思いながら回ってます」。大会3勝目、さらに今季国内初優勝へ幸先よく一歩目を踏み出した。
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