武尊選手(写真:Motoo Naka/アフロ)

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K-1スーパーフェザー級王者の武尊選手(30)が2022年6月23日、インスタグラムを更新し、キックボクシング「RISE」世界フェザー級王者の那須川天心選手(23)と対戦した「THE MATCH 2022」を終えた心境を明かした。

「心と体を治して また前を向いて進みます」

武尊選手は22年6月19日の「THE MATCH 2022」で那須川選手と対戦し、0-5の判定負けを喫した。敗戦翌日の20日にはインスタグラムで「応援してくれた皆様 試合を見てくれた皆様 この大会に関わった全ての皆様 そして天心選手 本当にありがとうございました」と感謝のメッセージを発信していた。

3日ぶりに投稿した武尊選手は、「この10年間 勝ち続けることで自分の存在価値があって 負けたら全てを失うと思ってた」と「天心戦」前に抱いていた心境を吐露。しかし、敗戦後の景色は、試合前に想像していたものとは違ったという。

「リングを降りて 花道を退場しようとしたら 敗者の僕に対して たくさんの人が集まってきてくれて みんなが『ありがとう』と言ってくれた。そんな言葉を貰えると思ってなくて 涙が止まらなかった。その時の声や景色は一生忘れない」

最後には、「満席の東京ドームで こんな景色を見せてくれて 僕に関わる全ての人達に 心から感謝しています。本当にありがとうございました。心と体を治して また前を向いて進みます」と力強い言葉で締めくくった。

コメント欄には、「ダメだ 読んでて涙が止まらないよ」「本当にあなたは最高の漢です。涙が止まりません」「あの日、宇宙で1番かっこよかったっす」「負けてもかっこいいなんて本当すごい人」「俺たちのヒーローです」など、ファンからの熱い書き込みが相次いでいる。

同日にはストーリーズも更新し、試合後に観客から「ありがとう」と声をかけられながらリングを去る様子を投稿。「この時にみんなからもらった『ありがとう』は僕のこれからの生きる原動力です。一生忘れません」とファンに感謝を伝えた。