日経新聞の全面広告に“胸の大きな女子高生”が物議! 漫画『月曜日のたわわ』炎上も版元の一人勝ちか
「不安を吹き飛ばし、元気になってもらうために全面広告を出しました」
【写真】『月曜日のたわわ』誕生のきっかけとなった比村氏の“たわわ”なイラスト
『月曜日のたわわ』大炎上してるワケ
漫画『月曜日のたわわ』が大炎上している。
ことの発端は、4月4日、日本経済新聞に掲載された同漫画の単行本発売をPRする全面広告だ。その広告というのも、『月曜日のたわわ』のキャラクターである女子高生「アイちゃん」が横向きに、
「今週も、素敵な一週間になりますように。」
と微笑んでいるというもの。あくまで、4月4日に発売される単行本4巻の広告であることは間違いない。
では、『月曜日のたわわ』とはどんな作品なのか。漫画誌編集者によると、
「2015年に漫画家の比村奇石(ひむら・きせき)さんがTwitterにアップした1枚のイラストからスタートしたものです。『月曜朝の社畜諸兄にたわわをお届けします』と題されたイラストはツインテールの美少女の水着姿で、リプライには“全てはここから始まった”などとまるで聖地巡礼のようなコメントもあります。
当初はイラストの投稿だったものが、人気を集め2020年に『週刊ヤングマガジン』にてストーリーを再構築され、漫画として連載されるようになりました」
比村氏の投稿イラストに描かれている女性のほとんどはバストが強調されている。アニメ『月曜日のたわわ2』公式サイトによると、
《「月曜日のたわわ」とは、たわわな美少女たちにドキマギさせられる爽やか日常ラブコメディ》
とされていて、“たわわ”=バストを指していると言えるだろう。
そんな『月曜日のたわわ』が全面広告に出されると、瞬く間に炎上。
「不安と恐怖しかない、きもい、嫌がらせだ取り下げろ」
「どんな内容か見に行ったら普通にエロマンガって感じだし、電車の週刊誌のエロ中吊り共々消えてほしいな」
嫌悪感をあらわにするコメントが並ぶことになった。さらにはこれらのコメントへの反論も出てきて、『月曜日のたわわ』論争は激化していく。
「日本で最大の性的消費は“ジャニーズJr”だと思うのは私だけ? “裸の少年”はOKで『月曜日のたわわ』はNGって、男女差別だよね」
「広告に起用した意図が悪いよ たわわは悪くない」
女子高生の胸を強調したイラストが悪い、広告を出した新聞社が悪い、フェミニストが騒ぎすぎだ、作品は悪くない……さまざまな意見が飛び交い燃え広がっていく。広告代理店関係者はこう話す。
「漫画の版元はお堅い日経新聞であえてこのような全面広告を出すんですから、“炎上”狙いもあったと思います。でもここまでいろんな視点の意見が出て、盛り上がるとは予想していなかったはず」
元気になったのは、漫画の版元である出版社ということなのかもしれない。