行きつけレストランでロボットに出会った! コロナ禍で配膳ロボット普及を実感した瞬間
ファミリーレストラン系で、ドリンクバーがあったり、値段もリーズナブルだったりするので筆者はよく利用している。
先日も仕事からの帰り、自宅にいる家人と待ち合わせてそのレストランで飲食した。
そのとき、そこで珍しいものを目にした。
ロボットが料理を運んでいるのだ。
ロボットを間近で見たいため、早速注文した。
ドリンクは店内スタッフ(人)が運んできたのだが、サラダはロボットくんが運んできた。

食べ物を運んできたロボット
ロボットの本体中央にはカラーパネルが搭載されており、タッチ操作もできるようだ。
しかし今回のロボットくんは、サラダや取り皿をテーブルにサーブすると、筆者たち(客)が特に操作をしなくても自動的にパントリーの方に帰っていった。
また奥の方のテーブル客に運ぶときは、ドリンクバーになっている通路は避けて移動していた。ロボットが移動する順路は、店内を移動する客の多い場所は避けるようにプログラミングでされているようだ。
店内スタッフからは特に説明はなかったが、テーブルにはロボットについての簡単な説明チラシが置いてある。
通常時であれば、客側が難しい操作をする必要はなく、迷ったり困ったりすることもなかった。

ロボットの説明書
筆者は、この身近な店舗で出会った初ロボットくんに興味津々。
本体にあったロゴなどを撮影しておいたので、帰宅後、早速、調べてみた。
調べるとすぐにわかった。
筆者が見たのは、ソフトバンクロボティクス株式会社の配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」というロボットだった。
ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を提供している会社。
サービィは配膳だけでなく、下膳にも対応している。
実際、筆者が見たレストランでも、
食後、客がテーブルに移動したロボット本体の中段に食べ終わったお皿などを置いていた。
またサービィには、3Dカメラや高性能のセンサーが搭載されており、床に置かれた荷物や前から来る人などを避けることができるという。

以前このレストランを利用した際、
「スタッフが少ないので食事を出すのに時間がかかることがあるかもしれませんがよろしいですか?」
このように店員さんに説明を受けたことがある。
コロナ禍の現在、スタッフ不足の問題がニュースなどで取り上げられているが、人間の代わりをしてくれる配膳ロボットは店舗にとってもありがたい存在、救世主なのかもしれないと思った。
また新型コロナにより、社会全体が人同士の不要な接触をできるだけ減らす方向にシフトしてきている世相も、配膳ロボットを普及させる後押しになっているのかもしれない。
客の立場としては純粋に、
「あ、ロボットが運んできた!」
このようなサプライズや興味、好奇心といった楽しい興奮が味わえた。
筆者だけでなく、来店していたファミリーの子どもたちも興味津々の様子だった。
筆者が来店した際は、サービィくんの様々な働きぶりのバリエーションを体験することができなかった。
・スープなど汁物は運べるのか?
・下膳はどの程度まで乗せても大丈夫なのか?
・運ばれてきたものをずっと取らなかったら帰ってしまうのか?
など、いろいろと仕様や機能に興味が沸いてくる。
筆者は、少なくともロボットが料理を運んできたことによるデメリットは何も感じなかった。
サービィは、この店舗以外にも、すでに大手焼き肉チェーンでも導入済みとのこと。
新型コロナ感染予防の対策にもなるといった効果もあり、飲食チェーンなどでの配膳ロボット導入は加速していくのかもしれない。
飲食店に配膳ロボットいる景色が普通になる。
偶然にも筆者は、そんなシーンを身近で利用していたレストランで体験できた。
ごく一般的になる世の中がもうすぐ到来するのかもしれない。
配膳ロボットは、こうして採用されることで、もっともっと機能アップするのだろう。
そして人間の負担を減らし、人間の働き方を変えていくのだ。
その結果、ホールスタッフは来客への“おもてなし”に注力でき、客の満足度を高めることができ、店も客も、いまよりもさらに楽しい時間を過ごせるようになるのかもしれない。
セルフレジに続く非接触対策の流れとして、今後のロボットの活躍・動向が楽しみだ。
執筆 内藤由美
