全自動で散髪してくれるロボットを自作した猛者が登場、実際に髪を切るとこんな感じ

新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、各国では「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」として、他人と2〜3メートルの距離を置くことが推奨されています。しかし、髪を切る場合はどうしても理容師や美容師と接近しなければならず、髪や顔を触られるために濃厚接触は避けられません。そこで、さまざまなものをDIYするYouTubeチャンネル・Stuff Made Hereが全自動で自分の髪を切ってくれるロボットを自力で開発し、ムービーで公開しています。
これが全自動散髪ロボット。大きなテーブルにロボットアームが1基ついているような形です。

土台部分に空いている大きな穴に首を突っ込み、髪を切ってもらう形。ロボットアームは円周を回転して動きます。

また、ロボットアームは前後左右に動き、角度も調整可能。

ロボットアームの先端はこんな感じ。

理容師が髪を切るとき、切りたい部分の髪を指で挟んですくい上げ、切る長さの目星を付けてからハサミを入れます。

まず「髪を指で挟む」という動作を再現するため、2本のクシを使って髪を挟み込むというメカニズムが考案されました。

しかし、髪の性質によってはめちゃくちゃ絡みやすいため、シリコン製のパーツで挟み込むスタイルとなりました。

また、「挟んだ髪をすくい上げる」という動作は、「髪を挟んだままのロボットアームが直接動いて持ち上げる」という解決法だと機械の力で髪を引っ張りあげてしまうため、バキュームで吸い込んで挟んだ髪を無理なくすくい上げるという方法が採用されました。

吸引器を使うことで、髪を持ち上げるだけではなく、切った髪をそのまま吸い込んでくれるというわけ。

そしてロボットアームに取り付けられているハサミで髪を切ります。

髪を挟んで……

吸い上げて……

カットします。

これでロボットアームは「自動で髪を切ってくれる」ことが可能になりましたが、そもそも「的確な場所の髪をつかむ」ためには、髪を認識する必要があります。もし髪を認識できなければ、ハサミのついたロボットアームが目潰しをかましてしまうことも。

そこで、ロボットの前面に深度センサーの付いたカメラを取り付けます。

すると、こんな感じで撮影者の顔が3Dスキャンされます。このデータを基に髪の部分を認識するというわけです。

そんなわけで製作者自らロボットで散髪を試みます。

カットしてほしい髪型を選択します。今回は一番右下の髪型を選択。

エンターキーを押すとカット開始。

チョキチョキ

確かにロボットアームは計画通りに機能しているものの、さすがにプロの理容師が見せるような華麗なハサミさばきというほどではありません。

そもそも装着しているハサミも切れ味が悪いのか、いまいちキレの悪さが感じられます。

それでもどんどん髪の毛が短くなっているのはわかります。

カット終了後はこんな感じ。指定した髪型……とはちょっと違いますが、かなりさっぱりした印象で、言われなければ「ロボットがカットした」とは気づかない程度には整う結果となりました。
