【ラグビーW杯】日本代表、南半球最強リーグ参戦が急浮上 NZメディア「敗退の日本に朗報が存在」
南半球の4か国リーグ戦、日本が主催者と25日に都内で会談予定
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は20日、準々決勝で日本が南アフリカに3-26で敗退。史上初の8強進出という快挙を果たした日本ラグビー界の今後に注目が集まる中、20年シーズン限りでスーパーラグビーからの除外が発表されたサンウルブズの復活に加え、代表チームはニュージーランドなど南半球の強豪4か国で争う南半球最強決定リーグ戦参加の可能性が急浮上している。ニュージーランド地元紙「ニュースハブ」が報じている。
四年に一度の祭典で国民的英雄となったブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)。継続的なチーム強化にビッグニュースが飛び込んできた。
「日本代表のラグビーW杯から敗退は決まってしまったが、水平線にはいくつかの朗報が存在する。日本のラグビーファンへの光明とともに、新時代の夜明けはやってきた。サンウルブズのスーパーラグビー復帰の可能性が衝撃的に進展を見せようとしている」
記事ではこう報じている。ラグビーの国際大会「スーパーラグビー」に16年から参加し、日本代表級の選手で構成されたサンウルブズ。主催者側は拠出金の問題で、2020年シーズンを最後にリーグからの除外が発表されていた。
だが、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国の合弁事業「SANZAAR」は25日に都内で日本側と会談予定。サンウルブズ復活に加え、毎年、南半球の強豪国4か国で争うリーグ戦「ラグビー・チャンピオンシップ」への日本代表の参加についても話し合うことになると報じられている。
「6か国対抗戦」と綱引きの可能性、日本のブランドに興味か
W杯を主催するワールドラグビー最高経営責任者のブレット・ゴスパー氏は「私が彼ら(SANZAAR)の立場なら、自分たちの大会にできるだけ早く日本代表に参加してもらいたいと熱望するだろう」と語ったという。
そして、ゴスパー氏は今大会で世界のラグビーファンの心を掴んだ日本代表を巡る綱引きも予想。欧州の列挙が戦う伝統のリーグ戦「6か国対抗戦」と「ラグビー・チャンピオンシップ」による綱引きに発展すると示唆したという。
記事では「日本は最大の舞台でラグビー界でエキサイティングなブランドであることを証明した。今やラグビー界は重大なマーケットで視聴者を確保したことを意味する。日本をワールドラグビーにおける最も価値のある資産の1つにたらしめたのだ」と分析している。
さらなるレベルアップへ、強豪国との定期的なリーグ戦参加計画も現実味を帯びてきた日本。2023年フランス大会で4強以上の高みを目指すロードマップが見えてきた。(THE ANSWER編集部)