神奈川・横浜中華街に、顔よりもデカい巨大なフライドチキンがあるらしい。そんなウワサを耳にしたJタウンネット記者。さっそく、実物を入手するため横浜へ向かった。


手のひらサイズ

みなとみらい線の元町・中華街駅から歩いて数分。中華街の南門通り、膻濱媽祖廟(よこはままそびょう)の斜め向かいにあるのが、横濱炸鶏排(よこはまザージーパイ)。話題の巨大フライドチキンは、ここで販売されている「台湾唐揚」だ。

絶妙な辛さ

2019年7月26日店舗を訪れた筆者。予想していたより、オシャレな外観だ。若い女性客や家族連れなど、幅広い層が店に来ていた。


店舗の外観。おもったよりオシャレだ


ポテトや天ぷらも販売している

今回いただくのは、もちろん「台湾唐揚」だ。見た目は大きめのフライドチキンだが、価格は500円。ファ〇チキなどコンビニのフライドチキンに慣れ過ぎたせいか、少々高く感じてしまう。とはいえ、噂通りのサイズ感なら納得できるハズ。

頼んでから揚げてくれるのか、注文から受け取るまでに数分がかかった。


台湾唐揚

最初に感じたのは「デカい」そして熱すぎて持てないだった。こればかりは仕方ないが、薄い紙しか挟んでいない状態で持つと、痛みを感じるほど熱い。

食べ歩きグルメではあるようだが、店のテーブルで少し冷ましてから食べることを勧めたい。ちなみにiPhoneの計測アプリでサイズを測ると、16センチと出てきた。コンビニで見るフライドチキンが、大体10センチ前後と考えるとかなり大きい。


デカい


iPhone XRと比較

iPhone XRと比較してもこの通り。S編集長曰く、大きい部類だという筆者の手のひらとも比べたが、それと同じくらいだった。


手のひらサイズ

そろそろ冷めてきたので食べてみたい。大きさが目立つやつほど味は大したこない。そう思っていたが――絶妙なスパイシーさと肉の旨味が幸せを運んできた。

肉はちょっと薄いのだが、そのおかげかパリパリとした食感が楽しめる。

香辛料の匂いが口に気持ちよく残る。大きさからして途中で飽きてしまうのではないかと心配していたが、ここまで美味しいと最後まで飽きない。それどころか足らないとすら思ってしまう。


台湾唐揚

熱くて持てない以外は完璧。もしも横濱炸鶏排が全国展開をしたならば、コンビニのチキンは駆逐されてしまうかもしれない。中華街の新名物としてこの台湾唐揚の存在感が増す日がきてもおかしくはない。