レノボ ThinkPad 10正式発表。WUXGA液晶とZ3795搭載、64ビット版Win 8.1も選択可能
代表的な特徴は、CPUにAtomの新最上位グレードとなるZ3795を搭載する点と、ディスプレイが10インチ1920×1200ドット(WUXGA)表示に対応する点、ペン入力対応という点です。
また、Atom搭載タブレットとしては希少な64ビット版Windows 8.1もサポートします。メインメモリは2GBと4GBの選択式で、ストレージは最大128GB。さらに3G/LTEモデムのオプションも用意されます。
なお、本体の大きさを活かしてか、公称のバッテリー駆動時間が10時間と比較的長い点もポイント。これは前モデルにあたるThinkPad Tablet 2と同等で、ThinkPad 8の8時間より長い値です。
本体サイズは横置き時で幅256.5×高さ177×奥行き8.95mm、重量は598g。拡張端子はMicroHDMIとUSB 2.0端子(上写真のようにカバーがあります)、MicroSDカードスロットと音声入出力、そしてACアダプタ用電源(DC)入力。ThinkPad 8で搭載されていたUSB 3.0が省かれたのが残念なところです。
また、本体と同時に登場するオプションが豊富な点も特徴的。2種のキーボードとドッキングステーション(クレードル)、2種の専用ケースなどが用意されます。
キーボードは、129ドルでパンタグラフタイプのキーを備えたUltrabook Keyboardと、119ドルで静電容量式タッチキーボードを備えたThinkPad 10 Touchcaseの2種類。後者は名前の通り、ケースを兼ねる仕様です。注目点としては、両モデルともポインティングデバイスはタッチパッドで、TrackPointは用意されていない点が挙げられます。
クレードルであるThinkPad 10 Tablet Dockは119ドル。本体側にはないUSB 3.0×3基(うち1基は左サイド)と、フルサイズのHDMI端子、そして有線LAN、音声出力が装備されています。
隠れた注目ケースと言えそうなのが、69ドルのThinkPad 10 Rugged Case。背面に調節可能なハンドストラップが付いた頑丈設計のケースで、本体のボタンなどにもゴムカバーが付くしっかりとした作り。ハンドストラップはペンホルダーも兼ねる仕様です。
ThinkPad 8で評価の高かったクイックショットカバーのThinkPad 10版も59ドルで用意されます。背面カメラのレンズ部周辺に折り目があり、これを折ると本体側のカメラアプリが起動し、シャッターチャンスでもさっと撮影ができるというもの。
レノボではこうした豊富なオプションにより、様々な局面で使えることをアピールしています。
以下余談。レノボとグループ企業であるNECのPC部門には、ThinkPad 10と外観や基本仕様が非常に似たVersaPro タイプVT(2014年4月発表商品)というモデル(上写真)があります。同じシリーズ名のタイプVT(2013年8月発表商品)はThinkPad Tablet 2と外観・仕様が非常に似ており、あまつさえオプションキーボードではNEC製品なのにスティック型(を模した光学式)ポインティングデバイスを搭載していることなどから、一部ユーザーから隠れ兄弟機ではと言われていました。
ここで改めてThinkPad 10と周辺機器をVersaPro タイプVT(新)と比較してみると、やはり今回も隠れた兄弟機といえそうな予感がします。こう見ていくと、ThinkPad 10 Ultrabook KeyboardにTrackPointがないあたりも、いろいろと想像が膨らむところ。
そしてタイプVT(新)には、XiモデムがBTOオプションで設定されています。ThinkPad 8では一部ユーザーから日本ではLTEオプションがなかった点を残念に思う声があがりましたが、ThinkPad 10ではもしかするのかもしれません。
