日本寄贈の桜が秋に満開  市民らから驚きの声/台湾・新竹

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(台北 12日 中央社)新竹公園内の河津桜(カワヅザクラ)が秋になった今花を咲かせ、美しいピンクの花びらが市民らの注目を集めている。この桜は2003年に日本の育桜会から寄贈されたもので、台湾之友会、松柏長青会、富華老人会の年配ボランティアらがわが孫のようにていねいに面倒を見て現在では桜木立ちを成している。12日付け聯合報が伝えた。

ボランティアで桜の世話をしてきた富華会の楊根棟さんによると、新竹の園芸の水準は高く公園とその周辺には接ぎ木を繰り返すなどして1000本近くの桜22品種が育っており、そのうちの7割が河津桜だという。

河津桜は他の種類の桜より早く2月から3月にかけて開花するが、新竹ではボランティアの人たちが定期的に肥料を与え水やりをしているため生育状態が特によく、また、台湾の他地域の河津桜はその大半が新竹公園から接ぎ木されているという。今年早春も新竹の河津桜は満開で、春節期間中は大勢の人出でにぎわい、「桜花祭」が催された。

楊さんは「1年に2度咲いて見せてくれるなんて本当に感激です」と言い、また、「ボランティアが桜の木々を孫同様にかわいがっている地域はほかにないと思う」として、桜の木が見事に花開いているのを見ると本当にやりがいがあると語った。

環境と生物の生態の関係に詳しい洪明仕さんの話によると、河津桜が1年に2度咲くのは決して珍しいことではないものの、非常によく世話されているのが2度開花する主な原因で、さらに新竹では地形の関係で秋も風が強く、植物自身の“防衛本能”から養分が十分な間に花を咲かせるのだという。

(写真提供:李碧峰さん)

(編集:谷口一康)