レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が20日の会見で、今シーズン限りでジョゼ・モウリーニョ監督が退任することを発表した。2010年5月28日に就任が発表され、昨年5月に2016年まで契約が延長された同監督だが、3年間で3つのトロフィーを獲得したスペインでの経験を3年早く打ち切ることになった。ペレス会長は会見で次のように話している。

「2つの決定を知らせるために会見を開いた。一つは、ジョゼ・モウリーニョとの話し合いの結果、我々の協力関係をここで終わりにすることで合意に達したということだ。解任ではない。相互合意に基づくものだ。監督のここまでの仕事に感謝したい。もう一つは、選挙プロセスを開始したということ。これは6月16日まで続く。私は会長選に出馬する」

「モウリーニョはレアル・マドリーを本来あるべき次元に引き連れてくれた。彼が就任したときの我々は、ヨーロッパのトップにおらず、6年間もチャンピオンズリーグでベスト16敗退が続いていた。彼が来てからの3年間で、我々はベスト4に入っている。問題は、ここでは要求が非常に大きいということだ。プレッシャーが非常に強く、最終的にはモウリーニョにとっても大きすぎる重圧になったということだ。だが、彼の3年間の総括はポジティブなものでしかなかった」

これから注目されるのは、カルロ・アンチェロッティ監督の招へいをめぐるパリ・サンジェルマン(PSG)との交渉だ。

「数日前、我々のゼネラルマネジャーがPSGと話すためにパリへ行った。我々はアンチェロッティの契約が6月で終わるものと思っていたが、彼らにはノーと言われた。今後、あらゆる可能性を検討する」

アンチェロッティ監督はレアル行きに前向きに動いているが、PSGのナセル・アル=ケライフィ会長はそれをよく思っておらず、退任を先送りにするか、違約金を得ようとしている。いずれにしても、時間とお金の問題だ。順当にいけば、ファビオ・カペッロ監督に続くイタリア人指揮官がレアルで誕生することになる。