4月10日にも平沼新党が発足する。

 2005年の郵政選挙で自民党を離党し、孤高を貫いてきた平沼氏だったが、ついに「仲間」とともに新たな道を模索することを選んだようだ。

 平沼氏といえば、保守政治家の代表格である。離党した自民党内からも、保守を体現する人物として一目置かれ、一定の支持を集めるほどであった。安倍晋三元首相や故・中川昭一元農相らは、2009年の総選挙前でも半ば公然と平沼氏への共感を表明していたものだ。

 ところが、今回、その平沼氏の選んだ「仲間」は、まったく意外な人物であった。

 かつて平沼氏とともに保守政治の再生を謳った政治家ではない。むしろ思想的な部分では対立関係にあったといってもいい与謝野馨元財務大臣、その人である。

 産経新聞の記事を読んでもやはり違和感は拭えない。少し長いがそのまま引用する。

平沼赳夫元経済産業相、与謝野馨元財務相らは5日夕、新党結成に向けた会合を都内の料理店で開き、党首には平沼氏が就くことを決めた。政策面では、経済成長と財政再建を「車の両輪」と位置づけ、将来的な消費税率引き上げも視野に入れることを確認した。一 方、鳩山邦夫元総務相の結成時の参加は平沼氏側の意向で見送られ、新党の結成時期は8日から10日に先送りされる方向になった。

 会合には、平沼、与謝野両氏と、園田博之前自民党幹事長代理、藤井孝男元運輸相が参加。石原慎太郎東京都知事も同席した。

 終了後に記者団の取材に応じた平沼氏によると、夏の参院選について、改選数5の東京のほか、2以上の選挙区にも擁立を検討していくことを確認した。党名は再度調整するが、同氏は「『日本』の呼称を使うのなら漢字の方がいいかもしれないが、今の時代に合うのならひらがながいいんじゃないか」と述べた。

 結成時のメンバーについては「『おじさん集団』でとりあえずはやる」と答えた。鳩山氏と、新党参加が有力視されていた鴻池祥肇・元防災担当相については「結成時のメンバー にならない」と明言。中川義雄参院議員については「(参加の)話をしているのは当然のことだ」と述べるにとどめた。

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