高市総理「秘書から『信じてないんですか?』と怒られましたよ」「週刊誌の記事が証拠ですか?」 “ネガキャン動画疑惑”を完全否定も「ヤジ」飛び交う事態に

28日の参議院厚生労働委員会において、立憲民主党の石橋通宏議員が、自民党総裁選などの際における高市総理陣営の「ネガキャン(誹謗中傷)動画疑惑」について追及した。疑惑を完全否定する高市総理の説明の最中には委員会室でヤジが飛び交うなど、質疑は終始緊迫した展開となった。
高額療養費の上限額引き上げについての法案審議が進む中、石橋議員は政権への信頼確保が必要であるとして説明責任を求めた。『週刊文春』に掲載された、高市総理の公設第一秘書と起業家男性との間で交わされた中傷動画の制作・拡散に関する67通のメッセージや、複数回に及ぶオンライン会議の具体的な日時などの報道内容を挙げ、事実関係を公設第一秘書に確認したのかをただした。
これに対し高市総理は、自身が衆議院議員を務めてきた30年以上の間、特定の候補への批判や人格攻撃は一切行っていないという自身の主義・矜持を強調。「ご指摘のような、記事にあったようなやり取りについては確認もできなかったし、もちろんそのような記録もないということは申し上げております」と答弁した。
石橋議員がさらに、具体的日時が示されたオンライン会議やメッセージのやり取り、起業家男性のオンライン番組における発言などについて「全て捏造であると、総理、断言されるということでよろしいですね?」と迫ると、高市総理は、昨年の総裁選中にステマ問題等について事務所内で注意喚起の通知を回していたことに言及。
高市総理は「ないものはないと申し上げるほかなくて、存在できないことや確認できないことが、私自身が証明できない限り、まるであったかのように印象付けられるというのは大変心外でございます」と不快感をにじませたが、この説明の最中にも複数のヤジが飛び交った。
さらに高市総理は、秘書への聞き取りの際の様子について、「『代議士がけっして望まない戦い方をやるわけないでしょ』と。反対に、もう秘書から私、怒られましたよ。『信じてないんですか?』と怒られましたよ」と明かした。第三者の秘書を介して業務用のパソコンやインターネットの記録もすべてチェックしたが、該当するようなものはなかったとして、疑惑を完全否定した。
石橋議員が「正面から答弁されていない」と抗議し、質疑の最後に改めて「証拠」という言葉を使ったことに対し、高市総理が強く反論した。
高市総理は、「今、『証拠』とおっしゃいました。週刊誌の記事が証拠でございますか? しっかりと委員の方でご確認いただきましたか?」と問いかけ、今回の疑惑報道について「これは本当に、私の名誉にも関わる、そして秘書の名誉にも関わる、信用にも関わる、政治の安定にも関わる重大な問題です」と抗議。ヤジが激化し、委員会室が緊迫した空気に包まれる中、最後に法案における低所得者への配慮などを説明し、答弁を終えた。
(ABEMA NEWS)
