20日、参議院憲法審査会において、れいわ新選組・奥田ふみよ議員が改憲反対を訴えた。

【映像】「おい政府」の瞬間(実際の様子)

 奥田議員は緊急事態条項の検討が進む衆議院との温度差や、国会前の改憲反対集会の動きなどについて言及した後、国会傍聴に集まった多くの主権者の存在を挙げながら、次のような強い言葉で国民に訴えかけた。

「国民の皆さん、決して騙されないでください。本当にもう後がありません。今日は、れいわ新選組が『傍聴席を主権者たちで埋め尽くせ』と呼び掛けたことに412人もの主権者が答えました。傍聴席は立ち見も入れてたった80人しか入れません。委員部や警備の方には大変お仕事を増やしますが、今日は抽選で150人の方に傍聴券を配り、5回の入れ替え制でこの憲法審査会をしっかり監視してもらっています。国会の中で憲法改正を発議したとしても、最後に止められるのは主権者の皆さんお一人お一人です。この戦争ビジネスの下請けをアシストする政治屋どもを檻にとどめることができるのは、改憲を止められるのは主権者の皆さんです。だから、皆さん、ますます憲法審査会の傍聴に来てください。衆議院の方も主権者で溢れさせて、必ず憲法改正を止めましょう」

 さらに、現行憲法の意義と、現在の「改憲ありき」の審査会の進め方について、政府の姿勢を激しく批判した。

「おい政府、二度と国民の命を奪うなよ。自由を奪うなよ。これが愚かな人間が繰り返す戦争を経験した先人の知恵が詰まった憲法。この先人の知恵を私たちは決して忘れてはいけない。れいわ新選組は、この『改憲ありき』の憲法審査会の開催自体を否定し続けている。でも、憲法審査会で発言していかなければもう後がない。危機感しかない。今ある憲法を守らない者が憲法を変えようとするな」

 続けて、深刻化する物価高や困窮する国民生活のデータを示し、現在の経済政策は生存権の侵害にあたると主張した。

「国民の6人に1人が貧困。中小零細企業は過去最高の倒産。一方で富裕層は2年間で105兆円もの資産を新たに増やした。国民全体の6割が『生活苦しい』と答え、中間層まで崩れまくっている。原油高騰でさらなる物価高になっても、減税も現金給付もしない。30年前の国民より、今の国民がどんどん貧乏になっている。これは、健康で文化的な最低限度の生活を保障するという憲法25条違反、ちゃんと生存権を守っているのか? それを今審議しなければいけないのではないか?」

(ABEMA NEWS)