5大会連続のW杯メンバー入りを果たした長友。(C)SOCCER DIGEST

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 北中米ワールドカップに臨む日本代表メンバー26人は、三笘薫の落選でやや華やかさに欠ける顔ぶれとなった。改めて三笘というタレントの特異性を痛感させられるとともに、「グループステージ突破も厳しいのでは?」との危機感が以前より高まった印象もある。

 仮にオランダとの大会初戦に敗れれば、チームは混乱に陥る恐れもあるだろう。過去のワールドカップ、グループステージ初戦を落とした日本はいずれもそこから巻き返せず、早期敗退の憂き目に遭っている。

 しかし、そんな屈辱は繰り返さない──。そう断言するベテランがいる、5大会連続W杯メンバー入りを果たした長友佑都だ。3戦未勝利に終わったブラジル大会の経験を踏まえ、このメンタルモンスターは次のように言った。
 
「ブラジル大会では1戦目(相手はコートジボワール)を落とすと、チームは落ち込んで士気もなくなりました。もうみんな不安で、どうしていいか分からない状況になりました。自分自身もそうでしたし、奮起できなかった。でも、あの時、今の自分がいたらチームを前に向かせられたなと。

それぐらい色んな経験をして、勝つチームの雰囲気がどんなものかを分かっているので今なら修正できる。空気清浄機のような役割を果たし、過ごしやすい環境を作れる。言葉で伝えるのは難しいですが、とにかく匂いを感じるんです。それは僕にしか分からないですね。上手く行く時の答えも僕は持っています。そこは自信を持っているので。口先だけじゃないことを皆さんにこのワールドカップでお見せするので。もう見ていてくださいとしか言えないですね」

 “長友不要論”が渦巻くなかでの決意表明とも言える。ある意味、長友は“生命保険”みたいなものだろうか。チームが苦境に陥っても支えてくれる。口先だけではないことを、是非とも証明してほしい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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