石川県白山市では2022年の豪雨で手取川の水が支流に逆流し、一帯が浸水する被害を受けました。大雨の季節を前に、手取川と支流の合流点で逆流を防ぐための「樋門」(ひもん)と呼ばれる装置がほぼ完成し、14日、報道陣に公開されました。

白山市湊町にある手取川と、支流の熊田川の合流地点に設置された幅およそ15メートルの樋門。大雨の際には3つあるゲートを閉めることで逆流を防ぎ、支流が氾濫するのを防ぐことができます。

2022年8月4日、加賀地方を襲った記録的豪雨。小松市では梯川などが氾濫し、県全体で1500棟以上が浸水の被害を受けました。

2022年の豪雨、白山市でも24時間で400ミリ、冠水、浸水被害

久々江龍飛フィールドキャスター「白山市湊町を流れる西川、付近には小学校もありますが、ここも洪水被害にあいました」

白山市でも24時間でおよそ400ミリの雨が降り、増水した手取川からより水位の低い支流の西川や熊田川への逆流が発生。

海側の砂丘と手取川に囲まれ、標高が低いこの一帯では排水が追い付かず道路が冠水、住宅も床上浸水するなどの被害を受けました。

周辺の住民「二日間、三日間、雨がずっと降っていてどうなるんだろうと思った、びっくりした」

2年後までに、西川でも樋門の完成目指す

2004年以降だけで5回も洪水被害が発生している西川・熊田川周辺。国土交通省は氾濫を防ぐため、一帯で治水事業を進めていて、今回の熊田川に加え、2年後までに西川でも樋門の完成を目指します。

国土交通省金沢河川国道事務所・能澤祐明課長「今回この樋門を作ることで、手取川の影響は少し減るのもあるが、この樋門だけではなくて、下流の西側樋門の整備が進むことで、地域の安全は守れるようになると思います」

熊田川の樋門は、周辺の水路や護岸の工事などを行い、8月末の完成を予定しています。